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脂溶性ホルモンと核内受容体の複合体が成す転写活性について
ホルモン(特に甲状腺ホルモン)が核内の受容体と結合し,特定の遺伝子の転写を活性化する際についての質問です. 転写活性が終わったあと,ホルモンとレセプタが結合したコンプレックスはどうなるんでしょうか? (1)HREと結合したまま. (2)HREから離れ,他の遺伝子の転写に再利用される. (3)HREから離れ,他の物質によって壊される. (4)HREから離れ,コンプレックスも解かれそれぞれ基の物質へと戻る 専門知識がないため,専門用語など間違っているかもしれません.分かる方どうかよろしくお願いいたします.
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- Dr_Hyper
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甲状腺ホルモン受容体はご存知の通り核内レセプター(核内受容体、ステロイドホルモンレセプター)のグループに属する因子で多くの分子機構が研究されております。非常に多岐にわたること、諸説あることから簡単に、この論文とこの論文からこう考えたと述べられないのは正直なところです。 曖昧なご返答になって大変恐縮ですが、一度日本人でしたら、 加藤茂明教授(東京大学)、柳澤純教授(筑波大学)の書かれた総説をお読みなったらいいかとおもいます。核内受容体全般に最新の知見が書かれており、ご質問のお答えの一部も含まれていると思います。 構造学、および生物物理学的にまだ決着のついていない問題でもありますので、今後もあたらしい説がでてくることが予想されます。
- Dr_Hyper
- ベストアンサー率41% (2483/6032)
現在この分野のかたがたの見解としては、二つの考え方があります、ホルモンと結合した核内受容体は、ユビキチンープロテオソーム経路で分解されるか、ホルモンと解離し次のアクションに備えるためにHSPなどと結合すると言われていると思います。 なので、 (2) (3) (4) はどれも考えられると思います。
お礼
ご返事遅くなりまして申し訳ございません. 教えてくださってありがとうございます. 厚かましいのですがその手の研究をなさっている方の名前はご存知でしょうか?論文を読みたく思いまして・・・. もしよろしければお願いいたします
お礼
ありがとうございます.とても勉強になりました. ご紹介いただいた総説は是非目を通してみようと思います. Dr_Hyper様は分子生物の研究者でしょうか? (もし差し支えなければ,お答えいただけると嬉しいです.)