バターは動物性脂肪、マーガリンは植物性脂肪というのが大きな違いです。またその性質から、バターは飽和脂肪酸が多く、マーガリンは不飽和脂肪酸が多いという特徴があります。
最近のマーガリンはバターに似せた風味をつけたものが多いので、区別がつきにくくなっているかもしれませんね。昔のマーガリンはまずかった。
なお、トランス脂肪酸の問題については、出回っている情報の多くが嘘もしくは誤解です。よくある典型的な誤情報がこれ。
>マーガリンを半年放置したところ、虫が寄り付かず、ほこりをかぶったまま、全く腐らなかったそうです。
→たいていの虫は油にはよってきません。また物が腐るというのはたんぱく質が微生物によって分解されることを言います。油脂にたんぱく質は存在しませんので、腐らないのは当たり前です。バターも一緒。
>既に、ヨーロッパでは販売中止、製造禁止している国もあります。
→そのような国はありません。正確には「一定以上のトランス脂肪酸を含む食品の製造・流通禁止、また含有量の表示義務を課している国がある」です。いずれも総脂肪摂取量が日本人の3~4倍にも達する欧米諸国の食習慣ゆえの規制であって、平均的な日本人の食生活で問題になることはありません。何よりWHOが、バターとマーガリン(に含まれるトランス脂肪酸)に、人体に対するリスクに有意な差はない、と報告してます。
トランス脂肪酸怖い!説を煽る本に科学的根拠はないと考えていいですよ。
お礼
よくわかりました ありがとうございます!