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ラセマーゼについて
ラセマーゼというのは、生物が死んでから、アミノ酸がLからDに変わるのを促進するのですか?それとも、生物が生きているときに、LがDに変わるのを防いでいるのですか?生命の起源に興味があるのですが、よく分かりません。教えて下さい。
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> 生物が死んでから、アミノ酸がLからDに変わるのを > 促進するのですか? > 生物が生きているときに、LがDに変わるのを防いで > いるのですか? どちらも違います。「生化学辞典 第3版」(東京化学同人)によると,「ラセマーゼ」とは「ラセミ化酵素」の事で,ラセミ化を触媒する酵素です。 つまり,生物が生きているときに,L体またはD体から光学不活性な中間体を経て,D体L体の等量混合物(ラセミ体)を生成する酵素です。 細菌の細胞壁などに必要なD体のアミノ酸を供給する酵素(アラニンラセマーゼ,グルタミンラセマーゼ)や,プロピオン酸発酵に関与するメチルマロニル CoA ラセマーゼ,その他色々ある様です。 ご参考まで。