なぜ日食、月食は1日だけ突然起きる?
概略
なぜ日食、月食は1日だけ突然起きるのでしょうか?
詳細
日食、月食が、月の公転軌道と地球から見た太陽軌道とが重なる(あるいは正反対に重なって、月の軌道が地球の影に入る)事によって起きることは理解できます。
それならば、たとえば日食ならば、
”数日前から部分日食が起こり、毎日その食の割合が大きくなっていって、数日後についに皆既日食(あるいは金環日食)となり、翌日からまた部分日食に戻り、日を追うごとに食の割合がだんだん減っていって、最後は日食が起こらなくなる”
というように、日単位で徐々に軌道が重なっていってもよさそうなのに、なぜある日突然、軌道が一致して日食、月食が起きるのでしょうか?
追加質問
つい先日、地球と月の距離が通常よりもずっと近くなって、月が大きく見える「スーパームーン」現象
が起きたことが話題になりました。それからさして日数も経過しない内の日食ですが、なぜ金環食なのでしょうか? 金環食は地球と太陽の距離が遠く、見た目上、月が太陽を覆い尽くすことができないために金環状となるわけなのですが、そんなに短い日数で月と地球の距離は急に近くなったり遠くなったりするのでしょうか?