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維新戦争の概略
自分は今、小説を書いているのですが、その話の中で『維新戦争』が絡んでくるのです。 なので、大まかなものでいいので、維新戦争について教えてもらえませんか? と、ざっくりしすぎる質問ですので… 1、戦争中にあった大きな激突 2、その戦争の勝敗(ほぼ新政府の勝ちでしょうが) 3、戦闘状況(最初は幕府が押していたけど、新政府が一気に巻き返した。とか、新政府は幕府の海軍戦力に押された、とか。) これをお願いしたいです。 あと、イギリスとフランスが政府と幕府にそれぞれ力を貸していたのは本当ですか? 両国が両軍に接触した場所なんかわかると嬉しいです。 と、面倒でわけのわからない事を聞いてごめんなさい。 よろしくおねがいします。
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まず基本的なことですが、「維新戦争」とは言わないと思いますよ。 研究書などでは、鳥羽伏見~函館戦争(五稜郭)までを「戊辰戦争」といいます。 1、 鳥羽伏見の戦い…新政府軍は先に旧幕府軍が発砲したとしているが、旧幕府軍に参加した兵の日記には、逆に新政府軍が発砲したという記録がある。ここから日本を変えた戊辰戦争に突入する。 上野戦争…新政府が睦仁天皇(後の明治天皇)の軍で、これに対抗するものは賊軍であるとする正当性を主張するのに対し、東北を中心とした奥羽越列藩同盟は天皇の血を引く上野寛永寺の輪王寺宮を盟主としようとした経緯がある。 会津戦争(東北戦争)…戊辰戦争の中で最も多くの犠牲者を出した。会津藩が戦っている間に、同盟の中心で発起人でもあった仙台藩や米沢藩は降伏。最後の数日は、会津藩は自藩以外が既に降伏していることを知らず、いつか助けが来ると思っていた様子。仙台藩に関しては、他藩に出張して戦を行った記録が残っている。 函館戦争…おなじみ、土方歳三最期の地。No.1さんが詳細を書かれているので省略。 ※新政府の当初の目的は徳川慶喜と松平容保の首でしたが、二人は生き残り、かわりに主要藩の家老席が処刑されていることは注目すべき。幕府の要と会津藩主の首はどうあっても渡せないのは周知の事実。その無理難題をふっかけたのは、それに反対する旧幕府側から戦争を仕掛けさせようとするひとつの策だったのではと考える研究者も多い。(実際にこのふたりを殺してしまうと、新政府が日本国を治める場合、土地の者の反発を大いに受け、中央集権国家の樹立が危ぶまれるため) 2、 細かく言えば、新政府軍が危ない場面もありましたが、大雑把にいえば新政府軍の圧勝ですね。 3、 新政府軍と旧幕府軍(+奥羽越列藩同盟軍)では持っている武器がまったく異なったので、最初から新政府軍の有利でした。また東北戦争では、戦況が悪くなると、町に火を放って北上したこともありましたから、領民にも大きな被害がありました。 ただ、注目すべきは戊辰戦争が始まった頃、江戸の民衆は奥羽越列藩同盟の勝ちではないかという予想を立てていたようです。というのも、この頃に江戸の町に出回った錦絵を解読すると分かります。 参考書⇒http://www.bk1.jp/product/02947158?t=T 他国がこの戦争にかかわっていたのは事実です。 一時、諸外国との貿易を禁止された長州藩は、薩摩藩の力を借りながら貿易を続け、武器を購入していました。 諸外国の目的は新しい貿易国の開拓です。戦争をすれば武器が売れるし、新政府と旧幕府の後ろにはそれぞれ別の国が味方が付いていました。 勝った方が後の日本を運営するのだから、自分がくっついてる軍が勝った方が貿易を有利に進められるということです。 どの国がどちらについていたか…というのはネットで調べられるレベルです。 そして最後に。余計なお世話かもしれませんが…。 どのような小説をお書きになろうと考えてらっしゃるかは分かりませんが 以前も歴史に関する小説を書こうとしてらした方にアドバイスしましたが もし、きちんとした小説をお書きになるつもりなら少しお勉強されたほうがいいと思います。 大まかなところは中学校でも習うような内容ですしね、勉強になりますよ。 また、小説家さんはある分野に特化した内容の小説を書くときはアドバイザーをつけたり、ご自分で専門書を読むそうです。 長文になりましたが…良いものが書けるといいですね。
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- pri_tama
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戊辰戦争についてですが、Wikipediaに詳しく有るのでこちらを参照してください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%8A%E8%BE%B0%E6%88%A6%E4%BA%89 ざっくりいくと >1 戦争中にあった大きな激突 鳥羽・伏見の戦い http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E7%BE%BD%E3%83%BB%E4%BC%8F%E8%A6%8B%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84 奥羽越列藩同盟と新政府との戦い http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E7%BE%BD%E8%B6%8A%E5%88%97%E8%97%A9%E5%90%8C%E7%9B%9F 箱館戦争 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E9%A4%A8%E6%88%A6%E4%BA%89 他にも細かい戦い(甲州勝沼の戦い等)が有りますが、どれも幕府軍がグタグタです…。 (徳川慶喜に本気で戦う意思が無かった…。) 幕府艦隊などその際たる物で、戦闘初期には新政府軍に海軍が存在しないにも拘らず、殆ど戦闘に関与せず(仙台等での敗残兵の収容程度)、挙句の果てに江差沖で開陽丸(幕府がオランダより外国勢力への抑止力を期待して購入した最新鋭の軍艦)を座礁させて失い、残存兵力で宮古湾海戦(明治政府がアメリカより購入した甲鉄 [東艦]を奪取する為の戦い)を挑みますが敗北し、箱館湾海戦をもって壊滅しております…。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E9%99%BD%E4%B8%B8 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E9%89%84 >あと、イギリスとフランスが政府と幕府にそれぞれ力を貸していたのは本当ですか? >両国が両軍に接触した場所なんかわかると嬉しいです。 新政府軍に成る前から、薩長に対しては坂本竜馬の亀山社中(海援隊)を経由してグラバー商会などが銃器等を卸していました。 (長崎のグラバー園は、グラバー商会のトーマス・ブレーク・グラバーの邸宅でした。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E5%95%86%E4%BC%9A 幕府とフランスは、かなり仲が良くフランスより正式にシャルル・シャノワーヌ参謀大尉を隊長とする軍事顧問団が派遣されています。 (なお、同軍事顧問団の副隊長のジュール・ブリュネは函館戦争まで従軍しております。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%8D 奥羽列藩同盟はプロシア(ドイツ)の領事館の書記官だったスネル兄弟より軍事支援を受けています。 (兄ヘンリー・スネルは会津の軍事顧問。弟は新潟にエドワルド・スネル商会を設立しています。河井継之助のガトリングガンはここ経由で取得。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%8D%E3%83%AB
お礼
お返事遅れてすみません。 詳細の解るURLつきで非常に参考になります。 シャルル・シャノワール氏の話は、非常にありがたかったです。 ありがとうございました。
- paleonto
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戊辰戦争のことですかね。 さほど詳しいことは言えませんが、1868年の鳥羽・伏見の戦いに始まって、上野戦争、会津戦争、箱館戦争(五稜郭の戦い)といった流れだったと思います。 勝敗については常に新政府軍の優勢という感じだったと思います。 戦闘状況についてもあまり言えませんが、新撰組が絡んでいます。新撰組は旧幕府軍として参加しますが敗走し、土方歳三は戦死、近藤勇も捕らえられて斬首といった感じです。 あと五稜郭の戦いにおいて新政府軍の黒田清隆が旧幕府軍総裁の榎本武揚に降伏勧告をした際、榎本が「万国海津全書」を黒田に送り、榎本の、この本が燃えて無くなるくらいなら、新政府に役立てて欲しいという気持ちと、国際法に関する知識の深さに感銘し榎本の助命に奔走したという話は有名です。 あとイギリスとフランスの関与ですが、パークスというイギリスの外交官が倒幕派に接近していましたし、江戸無血開城はパークスが貿易の混乱を恐れたことが背景にあると言われています。対して幕府側にはフランスのロッシュという公日大使が接近していました。 小説を書いているということなので、あくまで参考程度にお願いします。
お礼
お返事遅くなってすみません。 非常に参考になる話がありまして、ありがとうござました。
お礼
お返事、遅れてごめんなさい。 すみません、変換したら維新戦争と出たので。 こまごまとありがとうございます。非常に参考になります。 アドバイスもありがとうございます。 一応、流れだけは知っていたのですが、細部まではわからない状態でしたので。 本当にありがとうございます。