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IR:I効果による伸縮運動の変化について

IRのI効果による伸縮運動の変化について質問です。 I効果(誘起効果)によりC=Oの振動数が増加する理由が分りません。 たとえば R-CO-Cl 1800cm^- R-CO-OR 1735cm^- R-CO-R 1715cm^- のような変化や F-CO-F 1928cm^- Cl-CO-Cl 1828cm^- CH3-CO-Cl 1802cm^- のように誘起効果を促す原子の種類によっても振動数が増減するのですがどうしてですか? なるべく詳しく教えてください。

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noname#98277
noname#98277
回答No.1

一般的な説明として: C=Oへの共役による非共有電子対の供与(たとえば、OCOR, OR, NH2)は,C=O結合は単結合に近くなり伸縮振動は単結合領域側、すなわち低波数側へシフトする。 一方、誘起効果によって電子はπ軌道から取り去られ、その結果結合は短くなり、π結合が強まる。すなわち、C=O結合は完全な二重結合により近くなり、伸縮振動は高波数側へシフトする。 電気陰性度:F>Cl