水道水の安全性

質問

お世話になります。
自然志向の彼女が水道水の危険性を説いて引きません。
私自身は、美味しく飲めればいいじゃんって立場なんですが、知識がなく彼女の言うことへの反論？が出来ません。
もちろん、彼女は浄水器を使い生の水道水は使いません。
本当は、どうなんでしょう？　彼女曰く、
１．水道水は塩素を含み、その為にビタミンをはじめ、ほとんどの栄養分を流してしまう。
私自身は、だったら殆どの人が栄養失調になるじゃんと思いますが、それとは別に、塩素はビタミンをはじめとした栄養分を壊すことがあるのでしょうか？　出来たら科学的な根拠を知りたいです。
２．水道水はトリハロメタンを含み、健康への多大な影響を及ぼしている。特に、トリハロメタンは生殖機能への影響が大きく、今ではなく子孫（子、孫）への影響は避けられない。これは本当か？
３．今の水道水を飲み続けると、カビキラーに相当する塩素を摂取する。この言い方自体が的を得てませんが、塩素は身体に蓄積されるものでしょうか？
４．トリハロメタンは、煮沸しても破壊されないどころか、熱することで濃縮される。　これは本当か？
沢山の質問で申し訳ありませんが、なるべく科学的な解説、統計があると私自身なっとくできます。よろしくお願いします。

回答No.3

shabo0616 · ベストアンサー

日本の公共水道局より住宅に水を引いて、かつ住んでいる地域の水道局の消毒方法が塩素系メインのものとして解答します。

1.　まず、水道法により、蛇口で一定量以上の塩素が残るよう塩素を加える事が決められています。このため水道水には塩素が含まれています。しかし「ほとんどの」ビタミンや栄養分がダメになる事はないと思います。むしろ実際の蛇口に塩素が残っていない家屋がある事が問題になっている地域もあります。
　塩素により影響を受けそうなビタミンは、VC等抗酸化ビタミンですかね・・・。また酸化型の構造でも摂取すれば体内で還元型・酸化型をループするので無意味になってしまうわけではありません。代表的なビタミンの化学構造を確認してみましたが、塩素の影響力はどの程度なのか、ちょっと疑問です（ズバっとした回答でなくてすみません）。まぁ難しく考えるよりも「だったら殆どの人が栄養失調になるじゃん」←ほとんどの人がなっていない、というのが一番の科学的証拠じゃないかと思います。

2.　トリハロメタンは確かに問題になっています。塩素消毒の副産物ですが、原水の状態（地域や時期）によって異なりますので、一概に「多大な影響」とは言い切れないと思います。大学では、発がん性物質として習いましたが、生殖器・子孫への影響が特に大きいかどうかまでは、わかりません。ここも「だったら殆どの人が・・・」と言えると思います。

3.　水道水を飲んで、真菌・細菌に感染しない無敵の体は手に入りません。塩素は有毒ガスとして有名ですが、体内で塩素は重要な役割を持っており、塩素なくして生きていけません。例えば、胃酸は体内の塩素を原料として作られる塩酸です。ですから体内に塩素をわざわざ蓄積しています。

4.　浄水器業者の殺し文句ですね。トリハロメタンというのは化学物質の総称ですので、トリハロメタンのうちの何について言っているのか・・・。例えば、クロロホルムやブロモジクロロメタンは沸点が70度以下ですので煮沸により除去できると思います。沸点が100度以上のヨードホルム等は、水道水に混入するのはまれだと思いますし、常温で固体のものなら緩速ろか・急速ろかの過程で取り除かれていると思います。

　こう書いておいて何ですが、個人的には浄水器はアリだと思いますよ。私の家は水の硬度に困っている（健康ではなく生活に支障がある）ので軟水機能のあるものが欲しいです。トリハロメタンを集中的に除去してくれるのであれば、気分的に安心ですしね。ただし、塩素を除去するタイプのものなら、作り置きした食べ物や飲料は長く持たない（細菌汚染を受けやすい）ですし、手洗いも入念に行わないと雑菌は除去できない、ということをお忘れなく（特に今の時期）。細菌汚染の方が問題なのでわざわざ塩素を残す、という規定です。

お礼

回答有難うございます。
塩素による雑菌の消毒をとるか、トリハロメタンをはじめとした発癌物質除去を取るかですね。
確かに、殆どの人が普通に水道水飲んでて普通に生活してるしているのが科学的証拠になりますね。納得です。サンプル数がものすごい数ですから信頼度は高いです。
トリハロメタンは総称で、沸点が低いものは煮沸する段階で除去できると思いますとの意見。これも納得できる回答でした。

回答No.2

k-josui

あの・・・・
> 栄養分を壊すことがあるのでしょうか？　
> 出来たら科学的な根拠を知りたいです。
彼女がそのように言うのであれば「その科学的根拠は？」と聞けばいいのではないかと・・・・・

しかし、お節介ですが・・・・・
理論的にねじ伏せる事ができても虚しいと思います。
彼女の意見は尊重して尚、私は私の信じるようにする。
このようなスタンスでは駄目なのでしょうか？

「和して同ぜず」という言葉もあります。
お互い仲良くはするけれど、主張は変えないというような意味ではなかったかと・・・・

お礼

回答有難うございます。
彼女を言い負かそうと思ってる訳ではありません。
科学的根拠が分かれば、私自身が納得しやすいんです。
彼女の言ってることが本当かもしれない、でも、私自身はイメージで彼女の言ってることは違うんじゃないかなあ・・・って気持ちです。
違うんじゃないかなあって思いながらも、本当はどうなんだろう・・と思い質問させて貰いました。
「和して同せず」、いい言葉を教えて頂きました。有難うございます。

回答No.1

hroronD

一番はご自身で検索されると良いと思いますが(とっても書ききれる量じゃない)。まあ全国の水道局関係と浄水器関係会社の双方を比較されるのが良いかと。
　ちなみに水道水の基準
　http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/index.html
　http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/kijunchi.html

　簡単には1～4共浄水器メーカー等で良く話題にされている内容です。
　記憶が曖昧なので間違ってたらごめんなさい。
　1.氷水に野菜を漬けた時等は(確か10～30％ぐらいだったと思う)ビタミンが流れてしまうデータをどっかの大学で言ってた様な気がします。
　2.正確には妊婦が流産してしまう可能性が高くなるだったと思います。
　3.体内蓄積するのは塩素ではなく、塩素系化学物質だったと思いますが。びみょーに違うような？
　4.瞬間的な煮沸の場合です。15分～20分程度煮沸すれば大丈夫です。

　まあ水道水に疑念をいだいている方が多いのは事実でしょう。一方で浄水器なら安心と言えるのでしょうか？　浄水器やミネラルウォーターの水には水道水の様な細かい基準は無く(確か食品としての基準はあるが水道水より緩い)、メーカーの公表値を鵜呑みにするしかない。殺菌作用が無くなって雑菌の繁殖がしやすい負の面もあります。
　個人的には企業の誇大広告よりも国の品質基準を信用したいですけどねー。まあ人それぞれですから。

お礼

回答有難うございます。
色んなサイトを覗いてみました。メーカーでは浄水器で塩素をはじめ、色んな有害物質を取り除けると言っていました。
水道局の方は安全を強調して、美味しくなったって言ってます。
どちらも言ってることは本当だと思いますが、その程度が分からないんですよね。
どう信じるかですが、水道水に関しては、私も企業広告より国の方が信頼出来る気持ちです。