- ベストアンサー
化学の質問です
アルコールは、酸を加えて加熱すると水が脱離してアルケンを生成する。 とあったのですが、酸には水を脱離させる性質があるのですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
noname#160321
回答No.1
強酸の場合ですね、特に硫酸など、揮発性のない酸が必要です。 アルコールがプロトン化され水として抜け、残った陽イオンからプロトンが抜けるという反応になります。 かなり厳しい条件でないと働きません。
その他の回答 (1)
noname#116453
回答No.2
酸にを脱離させる性質があるというのは正しい言い方ではありません。 酸(ここではブレンステッド酸)の作用というのは、ヒドロキシ基の酸素をプロトン化することです。 そして、プロトン化されたヒドロキシ基は、その構造によって起こりやすさは違うものの、H2Oを放出してカルボカチオンとなり、その後にH+が取れてアルケンになります。まあ、基質の構造によっては別の反応機構も考えられますけどね。 なので、酸の作用というのはあくまでプロトン化であり、アルケンの生成はそれに付随して起こる反応の1つということになります。 ちなみに、酸の揮発性は基本的に別の問題です。アルコールの種類によっては揮発性の水溶液である塩酸でも容易に脱水を起こします。