ノアの箱舟について
私はクリスチャンで、聖書の記述は基本的に全て事実であると信じておりますが、創世記のノアの箱舟に関しては不思議だなというか、今一つ腑に落ちない部分があるので、特に船の構造等に明るい方にお聞きしたいと思い質問させていただきました。
まずは、このノアの箱舟がどのような物だったのかということを簡単に説明しておきます。
旧約聖書の創世記によれば、箱舟の大きさは、長さ300キュビト、幅50キュビト、高さ30キュビトで1キュビトを約44.5cmとして換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」、3階建てでいくつかの部屋に仕切られていたようです。材料にはゴフェルの木という恐らく杉の一種だと思われますがその内と外に木のヤニで防水加工が施されていました。ということで、史上稀にみる巨大な木造建築物です。船というよりは、むしろシェルターと云った方が、いいかもしれません。そして、この巨大な木造船に海の生物以外の陸上の全ての哺乳類、爬虫類、虫、から空をとぶ鳥にいたる動物たちのオスとメスを載せ、更にノアとその家族計8名と動物たちのための水と食料を載せた状態を想像してみてください。
箱舟の目的はあくまでも、ノア達8人の命と絶滅を逃れたおびただしい動物たちを洪水から守ることだったので、船のように推進する構造である必要はなく、ただ、ひたすらに水に浮いておればよいのですが、このただ浮いているということが、はたして出来ただろうかという疑問が湧いてきたのです。
先の東北での震災後の津波の映像を見た時、木造家屋がいとも簡単に破壊され海に呑みこまれていく姿を目の当たりにし、ノアの箱舟は果たしてどだったのだろうか。と疑問に思うようになりました。
そこで、質問ですが、当時の建築技術の水準がどれほどだったのかは皆目見当がつきませんが、もしも仮に現在の最新の技術をもってすればこのプロジェクト(動物たちと必要な積荷を載せた木造の箱舟を海に浮かべること)を成功させることが可能だと思いますか。