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ハムレット
ハムレットにでてくる オフィリアはなぜ nunneryにいったんでしょうか またなぜハムレットはオフィリアにnunneryに行けといったんでしょうか
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私も同じような疑問を抱いていましたが、読み返す機会もないままに幾十年(笑)が過ぎてしまいました。 nunnery は文字どおりでは「尼寺」だけど、裏の意味として「売春窟」を意味しており、ハムレットはその裏の方の意味で用いているということはご存知かと思います。 今おおあわてで考えるに、ハムレットの母親は叔父と浮気して夫(ハムレットの父親)を殺害した女である。 その事実を知っている息子のハムレットは、要するに女性というものに対する幻滅感を抱いていたのではあるまいか。 「女はみんな売女だ」みたいな考えに取り憑かれていて、いやそれどころではなく、父の復讐を果たすことのみを考えているのだから、女どころではない。 > オフィリアはなぜnunneryにいったんでしょうか えっ? オフィリアはまさか nunnery に行って春をひさぐようになったとか、そんな話はありませんぜ。 オフィリアは、よく西洋の絵画なんかに描かれたりしますが、それは土左衛門の姿だったりします。 つまり、入水自殺をしたんですよ。 当時はキリスト教の戒律で(今日でも?)、自殺した者は教会で葬儀もできません。 そういう人を埋葬する場所に放りこむだけです。 それが哀れでもあります。 もっとも、ハムレットの方は本懐を達することができた。ただし、自らの死と引き換えに。 男女ペアで殺してしまうのは、シェークスピアさんの場合、初期の作品である『ロメオとジュリエット』でもやっております。 近松門左衛門の「心中天網島」をご存知ですか? あれは、逆に遊女と男とが心中する。 あれも、土左衛門になって引き上げられても、罪人と同じような扱いを受けるんです。 それでも・・・ それでも決行せずばおかなかった2人の思いというのに打たれるわけですが、それに比べるとシェークスピアさんはクールですね。