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1Q84について
今日1Q84を読み終えました。1Q84が訴えること・結論がわかりません。ファンタジーとは思いたくないのですがファンタジーなのでしょうか?空気さなぎやリトルピープルは本当は比喩なのでしょうか? 追伸:おもしろかったし、村上春樹が好きです。ただこのジャンルがSFやファンタジーにしたくはないのですが、いきつくところはそれなのでしょうか?
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ファンタジーの要素はあると、言わざるを得ないでしょうね。 ただこの作品がファンタジーに分類されるかどうかは、ファンタジーを どう定義するかという問題なので、私にはちょっと(かなり?)荷が 重いのですが、仮にファンタジーとはファンタジー要素が前面に出ていて、 それを楽しむことが主眼であるものがたりと定義すれば、この作品は 明らかに違うと思います。 じゃあ何なのかと聞かれると非常に困りますが、開き直って言えば 村上春樹さんの作品の本質的な部分を自分の言葉で表現するなり、概念を 明確に捉える能力があるなら、それを自分なりに肉付けして、村上春樹もどきの 小説家、あるいはもっとうまくやれば村上春樹のような作風を持つ新人作家 としてデビューできますから、残念ながらしろうとの凡人としては、ただ この作品をレシヴァとして、なるべく余すところなく受け止めるしかないような 気がします。 ただいつも感じるんですが村上春樹さんの長編は、読み終わったときに、 読み終わったことが残念で、いつまでも読み続けていたかったという気持ちが 残ります。
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- yasucrayon
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今日読み終えました。 村上春樹はうまいですね。 比喩には違いないですが、何を比喩しているのか答えは明示しない。 っていうか、作者の中にも答えはないのかも。 色んな人が、何を暗示しているのかを読み取ろうとしますよね。 そこが彼の狙いだと思います。 小説家は問題を提起することが使命だ、といったことを言ってましたから、そうなのでしょう。 何の問題を提起しているのか、すら明示しはしません。 それぞれ、読者が想像できる余地を大幅に作ってくれている、親切な作品だと思いました。 例えば、ふかえりだけでなく、多くの登場人物の考えていることは、色んな意味に捉えられるが真意は分からない、という風に書かれています。 主人公から見た相手の真意が測りきれない感じそのもの、を感じること、それが彼の小説なのだと思います。 個人的には、ファンタジー要素としては、弱い設定だと思いました。 ちょっと無理があるというか、最後に感動に持って来れなかった。 全体的には圧倒的な迫力があるのに、残念な気もしました。 しかしちょっと無責任に見えるぐらいが、彼の持ち味なのでしょう。 私の趣味はさておき(笑)
お礼
ありがとうございます。 おもしろい作品でした。 最後がわたしも疑問で。 でも続編があるような気もします。 もう一度最初から読んでみます!!
ちょっと江原さんとか美輪さんの世界が入ってる。あっち系の。 ああいう人たちってほんとに存在してる。 それにああいう能力も実際にある。 でも、村上春樹はそっちには持っていかないで、リトルピープルとか、 空気さなぎとか、独特の表現を使ってる。 くちから小人が出てくるなんて、おもしろい。 もし自分が寝てるときにくちから小人が出てきてると想像しただけで 怖いし、面白い。 あまり考えすぎないで、自分が感じたまま読み進めていけばいいんじゃない。(ふかえり風) ほんの読み方なんて人それぞれだし、答えなんてないし、自分ですきに解釈したらいいんじゃない。 わからん。でもほんとにいるのかもね、リトルピープルって。 私の友達で、ちいさいときにスピーカーの穴から小人が出てきたのを、 みたことがあるって言ってる人がいたよ。ずっと前に聞いた。 芸能人では的場浩二が小人に髪の毛をたま結びにされたって、テレビで話してたの覚えてる。
お礼
ありがとうございます。 そうですね、独特な表現をしていますよね。 小人がいたらおもしろいです。 「誰も知らない小さな国」に出てくるような小人だったらかわいいですが、 1Q84に出てくる小人はちょっとこわいです。。 疑問が残るところもあるので続編が出るのか期待しちゃいます。
お礼
ありがとうございます。 ファンタジーか否かは自らが決めることだとは百も承知ですが、 意見を聞きたくここに出しました。ありがとうございます。 たしかに読み終わった後、もっと、もっと読みたかった、と思いますよね!!