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T型分岐管の摩擦係数
「T型分岐管の摩擦係数は0.5」と知り合いに教えてもらいましたが、理由が分かりません。理由を教えてください。 流れの方向は、下図の矢印(→)のとおりです。 分岐前と分岐後の配管の径は同じです。 宜しくお願いします。 | ↑ | | ↑ | | ↑ |__________ | ←←←←←←←← | ↓ ___________ | ↓ | | ↓ | | ↓ |
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>「T型分岐管の摩擦係数は0.5」と知り合いに教えてもらいましたが、理由が分かりません。 管挿入物の摩擦係数fの値は、粘度・密度が一定でも管径と流速が変われば大きく変わりますから、0.5というような固定された値は取れません。(知り合いの方が間違えられたか、限定条件下で得た実験値か何かでしょう。) ************* 【直管】 管内圧力損失Δpを算出するための「管摩擦係数f」(無次元)は、 ・層流ではRe数のみ(f=16/Re) ・乱流でも極めて平滑な管はRe数のみ(Karman-Nikuradseの式、 http://okwave.jp/qa4890025.html) ・一般の乱流は、Re数と、e/D(=内面粗さ/管径比)の2変数のみ の関数になり、これら変数の値によって、fは0.001~0.02と大きく変わります。 (Moody 線図:下記) ************* 【管挿入物】 T型継手(チーズ)など管挿入物の圧損は、同じ径の相当長さLe[m]で表すのが普通です。 直管のfが Re数のみの関数なので、形状相似の管継手類のfの値が(Le/D一定条件で)固定されるのは、相似則から妥当です。 ◆管挿入物の相当長さ Le(下表の数値は Le/D ) 45°エルボ 15 90°エルボ(標準曲率)32 90°エルボ(2円筒直交)75 90°ベンド(曲率/直径=3)24 十字継手 50 ● T型継手 40~80 仕切弁(全開)0.7 仕切弁(1/2開)100~200 玉型弁(全開)300 ユニオン継手 ≒0 ************* 【直管+管挿入物】 直管部全長に、継手等の相当長さを加えた長さをZとし、圧力損失ΔPは上記URLの (5)Fanning の式 ΔP=2f・ρ・Z・u^2/D から算出します。