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世論調査の有効回答率について
どのカテゴリーか迷ったのですが、政治論議をしたいわけでなく 統計学っぽいことなので、ここで書かせていただきました。 新聞の世論調査を見ると、すみに小さく有効回答率○○%と出ていますよね。 ずっと疑問に思っているのですけれど、その有効回答率がきまって60%±1% なのですが、これはどうしてなのでしょう。 朝日新聞でも読売新聞でも地方紙でもかならず毎回約60%になっているようです。 60%という数字自体は、おそらく統計学として何か根拠があり、60%無いと 有意な調査とはいえない、というような事なのだと思います。 ですからあまたある世論調査のうち、最低の有効回答率が60%というなら わかるのですが、そろいもそろって60%はおかしいと思うのです。 はがきによるアンケートの回収率が悪く、あるいは電話によるアンケートで 不在者が多いため50%くらいにしかならない場合、すでにコストが かかっているので、あるいはマスコミの義務として結果は出さなきゃならない でも60%に達しないといけない。 しょうがないから、未回収、あるいは不在者のいくつかを最初っから なかったことにして分母を減らす、というようなことをやっているのでは ないかと想像したのですが、実際どうなんでしょう。 もし上記のようなことが行われているのなら、データの捏造ということになると思うのですが。
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質問者が選んだベストアンサー
定期的に発表される新聞やテレビ各社の世論調査は主に2つの方法に依っています。 一つは電話による調査、他の一つは訪問調査です。 後者は手間と経費が掛かるために、主に前者が速報的に使われています。 電話調査の問題点は、固定電話帳からランダムにサンプリングされた (確か)2000人に電話して、その意見を聞くと言うモノです。 有効回答率が何時も60%前後と言うことは、単純に調査時間内にある 一人に電話すると相手が電話の前に居る確率がその程度だと言うことです。 2000人は平均の意見を聞くには統計学的に十分な大きさであると言うことは、 調査日が何か特殊な日で無い限りこの割合はそれほど変動しません。 もし社会が更に変化し、固定電話の番をしている人の割合が50%を切るような事に なれば各社とも対応を考えるでしょう。今は60%前後だから「過半数」で 「良し」としているのです。 データの調整の様な手間の掛かることをして、後で大問題となるような愚は誰もしません。 もし1社がそうしても他社の結果との大きすぎる違いで暴露されるだけです。 各社の結果の系統的な差異は質問構成と表現の差によると解釈されています。 もっと本質的な問題は、固定電話の前に居る人の意見が本当に世論なのかという疑問です。 働き盛りの人は不在が多いし、出ても忙しくて調査を断る人も多いはずです。 一度、外務省の海外援助に関する大がかりな世論調査データで世代別区分の出ているもの が有りました。興味半分に、それを世代別人口構成を考慮して補正してみました。 若い世代と働き盛りの意見がより正確に配慮された結果は、外務省の解釈とはちょっと違いました。 携帯電話がこれだけ普及し、人も動き回るご時世、統計調査の裏に隠されたこういう点に 目を向けられる様にお勧めします。
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- drmuraberg
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No.2の回答は確率と統計調査というものを理解していないようです。 コインの表裏は数学的確率の話。それは大数の法則でも裏付けられますよという話。 統計調査の有効回答率は、経験的確率で言う「期待値」とは何らの 関係も有りません。 同じ様な調査方法なら似たような有効回答率になりますが、 これは何も「神の手による見えざる期待値が有って」それに収束する からでは有りません。 1653世帯とサンプル数が少ないから66%で、3000世帯のサンプルなら 「調査期待値」の60%により近づく。全くのナンセンスです。 質問者の疑問は、各社の有効回答率が似ているのは何故だろう?です。 答えの一つは、このご時世に固定電話で捕まる人の割合は6割程度で その割合は各社が違った日に調査してもそれ程変わらないです。 質問者が目を通した今までの有効回答率が60±1%だったなら、毎日の 今回の調査の66%はどうして高いのだろうと問うべきです。 答えとして、その日は雨だったとか内閣のひどさに怒って回答する人が 多かった等々が考えられます。 「気まぐれな神の期待値からの外れ」ではありません。
- ryuken_dec
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>その有効回答率がきまって60%±1%なのですが、 === 『毎日新聞世論調査:麻生内閣支持下落、19% 総務相更迭「評価せず」67%』 調査の方法 13、14日の2日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で調査。有権者のいる1653世帯から1096人の回答を得た。回答率は66%。 === 必ずしも60%±1%とは限りません。 本題。 似たような回答率になるかの理由は、同じような調査方法だから。 コインを3000枚投げれば、表が出るのは1500枚前後になる。次に投げても1500枚前後でしょう。50%という期待値へ収束します。 マスコミの世論調査のサンプル数はだいたい数千人規模です。コイン投げと同じで3000人の人を無作為に抽出して声を掛ければ、回答率は期待値に収束します。無作為抽出による電話番号調査の期待値が約60%ということでしょう。 >これが55%-65%くらいなら、まあそんなものかなと思うのですが >59-61%の範囲にあるのがどうもふにおちなくて・・・ Aの確率60%、Bの確率40%。3000回試行すればAが出る件数は1800回(60%)にかなり近づきます。
- nrb
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何回も同じこと書いても駄目ですよ 朝日新聞でも読売新聞でも地方紙に電話して聞いて下さい 集計のルールなどがありますので電話して聞いて下さい
補足
前回、社会のカテゴリーに同様の内容の質問文を書きました。 その際複数のご回答をいただいたのですが、世論調査の結果について の質問と勘違いされました。 そこのカテの他の質問、回答をみますと、政治、政党等に関するものが多く カテゴリーの選択を間違えたのだと考えました。 回答していただいたかたがたにはその旨お伝えし、さらにそこを締め切り 後日他のもっと適切なカテゴリーに再質問する予定であると、書きました。 そして質問文を多少手直しし、今回再度(2回目)ここに書かせてもらいました。 >何回も同じこと書いても駄目ですよ 何が駄目なのでしょうか。 なんら利用規約に違反していないと思いますが。
お礼
統計学にもとづいた貴重なご意見ありがとうございます。 >データの調整の様な手間の掛かることをして、後で大問題となるような愚は誰もしません。 私もそう思います。 ただそう思うがゆえに疑問として残っているのですが・・・ これが55%-65%くらいなら、まあそんなものかなと思うのですが 59-61%の範囲にあるのがどうもふにおちなくて・・・ 前に仕事でフィールド調査をしていたことがあり、そのときは悉皆率99%レベルでした。 そんな経験から、有効回答率60%ってずいぶん低いなと注目しているうちに なんかいつも60%なのはどうしてだろう、という疑問に変わりました。 また次の世論調査が出たときに注目してみます。 ありがとうございました。