もうすでに解答が得られていますが、参考までにと
私立から国立と言うより、他大学の院へ進学と言う観点から・・・
受け入れ先の大学と研究室(指導教官)の考え方・体質によりかなり異なります。
実際にその研究室のHPを見たり直接コンタクトを取るのがいいでしょう。
例えば、B4よりもマスターやドクターコースの学生が多ければ
他大学からの受け入れに積極的な可能性があります。
特に、旧帝大クラスでは学部より院の定員が多いこともありますし。
また、学部を持たない独立専攻科や研究所などや
独立大学院大学(奈良先端・北陸先端)などを視野に入れるのもいいかと。
専攻を変えられるか?
私個人の意見としてはYesです。
寧ろ、化学出身の人は他専攻の研究室に好まれる傾向があります。
例えば、電気系の分子エレクトロニクスなどのナノテクノロジーや
いわゆるバイオ系でも、扱うものは分子です。
分子の取り扱いに一番精通しているのは他ならぬ化学者です。
分子を修飾して高度な機能を創出できるのは化学者だけですから、
それを武器にすれば良い研究ができるのではないかと思ってます。
勿論、他専攻に行くのなら、その分野の学部3年終了程度の
浅い知識は要求されます。大学院は、勉強を教わる所ではなく
研究とそのやり方を学ぶ所なので、入ってから勉強しますは通用しません。
試験に関しては、例えば、内部進学者と外部からの進学者に対して
別の試験科目を科して入りやすいようにしている大学や
専門科目を選択にしている大学もありますし、
外部進学者にしか推薦試験をしない大学もあります。
「内部で勉強してきたんだから、その専門に詳しいはずで、
それなりの専門科目の試験を科しても受かるはず。」
と言うのが、その大学の考え方のようです。
偏差値は、関係ないです。
彼方の研究能力とやる気、その分野の基本的な知識に英語力が全てです。
すでに回答があるように、偏差値と研究室の水準に明確な対応はありません。
学会や論文などを参考するのがいちばんです。
あとは、その分野の研究室を幾つか訪問して先生や学生に尋ねれば
自ずとわかってきます。
国立と私立の差ですか?
個人的な意見ですけど、
国立大学は基礎的な研究重視で
私立大学は実学重視の研究が多いかな?
ただ、これも必ずそうだと言うのではなく、全体的な傾向です。
しかし、実力のある研究室は国立・私立関係なく
基礎から応用まで幅広く手を出していますね。
また、先の問題にも触れるのですが、
一つの研究室の中で、あるグループは有機合成をやり
別のグループはセラミック、さらに、生命科学をやるグループもあったり
と分野も広くカバーしている先生もいます。
このことは、やはり化学が学際領域として重要な基点であることの
裏返しだと思います。
長くなってしまいましたが、もし良かったら参考程度に頭の片隅にでも
おいておいてください。
お礼
実際にその研究室のHPを見たり直接コンタクトを取るんですね。 わかりました。 化学が理系で重宝なんですね。 大学入学したら化学専攻にしようかなと思います。 興味・関連分野は、大学は4年間もありますからその期間にも勉強します。 分野の基本的な知識に英語力が重要なのは、まぁ当然ですね。 学会や論文などを参考にすれば大体わかるんですか。 わかりました。 かなり有用な情報でした。 Thank you very much.