- ベストアンサー
卵殻カルシウムについて
最近卵の殻をすりつぶして摂取しているのですが、取りすぎも体に悪いと聞いているのですが、一つの殻に何グラムカルシウムが含まれているのか、教えていただいても宜しいでしょうか? あと一日の摂取量は2300mgまでと聞いたことあるのですが、子供も同じなのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
栄養士です。 *卵の殻は吸収率が低いですから、 お酢(酢酸)、ヨーグルト(乳酸)、野菜・果物(クエン酸、リンゴ酸、ビタミンCなど)と 一緒に食べると吸収率が高くなります。 *卵は鶏の肛門から生み出されます。そのため非加熱の卵殻には、 糞や食中毒の原因のサルモネラ菌がたっぷり付着しています。 生卵を洗ったもの(パック詰めの生卵)では、 糞は洗い落とされていますが殺菌は不十分です。 沸騰したお湯で10分以上茹でた卵の殻を食べたり、 ガスオーブンなどで直接炎で焼いて、 サルモネラ菌を完全殺菌したものを食べてください。 (電子レンジでの殺菌効果は弱いです。) また、食中毒予防のために、生卵を触った後、直接食品を触らないようにしてください。 サルモネラ菌が生卵の殻から、あなたの指へ、そして、他の食品へ付着します。 生卵を触ったら、すぐに手指を洗い流してください。(特に真夏は) ついでに、生卵より加熱した卵の方が吸収率は高くなります。 生の白身が消化、吸収を阻害するためです。 *乾燥卵殻のカルシウム量は、重量比35~40%です。 乾燥卵殻100g当たり、35~40gが実質のカルシウム量になります。 *成長期の子供は、成人の必要量の1~3倍のカルシウムが必要と言われています。 (諸説有るので、どれが正しいかは分かりません。 一般的に成人の1.5倍と言われています。) 成人の1日のカルシウム必要量は600mgなので、 成長期の子供で900mg(0.9g)が適量でしょう。 卵殻に換算すると成長期の子供で2570mg(2.5g)程度です。 成人は2.1g程度です。 *牛乳200ccには、カルシウムが200mg程度含まれています。 牛乳等、他の食品のカルシウム量も合算してください。 *カルシウムの取りすぎは、結石の原因、筋肉・血管の石灰化、 骨格の異常発達などを引き起こします。 骨の強化や骨粗しょう症予防に必要不可欠ですが、 取りすぎには注意してください。
お礼
ありがとうございます