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擬似対位法の書法

宜しくお願いします。 擬似対位法という言葉をネットで目にする事があります。 私は対位法は知っているのですが、 擬似対位法というものがよく解りません。 芸大和声3の少数声の和声に書いてある様な、 完全に伴奏に属している様な賑やかしの延長なのでしょうか。 書法をご存じの方がいらっしゃいましたら 簡単に教えて頂けませんか。 宜しくお願いします。

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回答No.1

音楽における用語の定義というのは、非常に難しいことが多いですね。人によって異なるかもしれませんが、おそらく「疑似対位法」というのは、次のような内容を指すことが多いのではないでしょうか。対位法はご存知ということなので、簡単に示します。 疑似対位法とは、単一の声部に、複数の旋律を混ぜ合わせた書法で、単旋律なのに、複旋律のように聞こえるという効果があります。 これは、単旋律か僅かな重音しか出せない弦楽器の無伴奏の楽曲においては、特に有効ではないかと思います。 例)a mollの最も簡単な場合 E Gis A F D Fis G E C E F D H これが8分音符で並んでいて、ヴァイオリンで奏でた場合を想像して下さい。次のように聞こえます。 E Gis-A F=D Fis-G E=C E-F D=H -で結んだ2音と、=で結んだ2音が、異なる声部のように聞こえます。-で結ばれた音はすべて短2度で、=で結ばれた音は長短3度でできており、-の2音と=の2音は、長短6度で跳躍しています。 これは周期性のある音のパターンを聞いたときに、跳躍すると声部が異なり、順次進行の場合は同一声部とみなしてしまう聴覚の心理的作用をたくみに利用したものです。J.S.バッハの作品を見ていても、このような同一声部における規則性のある繰り返しパターンは多くみられますよね。 また、疑似対位法は、作曲を志すものであれば、すぐに理解でき、技法上の面で困難性を感じません。特に、技法というほどのものではないかもしれませんが、演奏面においては、対位法をより感じることの重要性を促すという教育的意義があると思われます。子供などに演奏を教えるときに、単一声部を上記のように分解して、「-と=では、響かせ方を違わせることを考えてみよう……」と教えることは、演奏表現の幅の拡大につながるでしょう。(NeoAlien55)

bellunder
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 擬似対位法とはこの様なメロディのとり方を言うのですね!