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好意の返腹性 恋愛
恋愛心理学に於いて好意の返服性が有効だと知りました。 でも、みんな両想いな訳ではないですよね? 私がいくら相手を好きでも、相手が私を好きなってくれるかは分かりません。 結局好意の返服性とは何でしょうか?
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返報性(へんぽうせい)のことでしょうか? 互恵性(ごけいせい)とも呼ばれますが つまりは、「好意に対して好意を持つ」ということですね。 「メリットにはメリットで返す」とも言えるのでしょうか。 恋愛の分野だけではなくビジネスなどでも戦略的にこれを 強化、実践することは大きな結果をもたらすことが知られています。 「ギブアンドテイク」は均衡論からも最も尊ぶべき手段のひとつです。 しかしそれがすべての精神間(相互間)において有効な絶対的効果があるとは 言い切れませんし、むしろそう考えれば必ずや用意されたトラップに まんまとはまるでしょう。 抽象的ですが、望まれることを達成してやれば相手側はあなたを 粗末にはできなくなるわけです。 逆にあなたの望みを達成してくれる相手側も同様にあなたの大事な存在になり得ます。 たとえば、当初そこには悪意しかなく、好意が芽生えるなど考えも しなかったとしても その腐れ縁的な連続した取引ないし接点が存在し続け、時間とともに お互いの腹の中が信頼すべき対照だと理解したときには それが男女間であれば、正常の恋愛感情に ビジネスであれば相互メリットのある強力なパートナーシップに発展する ことが少なからずあるのが、世の常だと感じます。 余談ですが 社会心理(行動)学では有名なロバートBチャルディーニから学びます。 当方解釈の勝手な表現ですが、恋愛において上手に他を(心理的に)動かすには 1 返報性・・・常にやさしく尽くし、尽くされる努力 「ギブアンドテイクを意識させていく」 2 一貫性・・・是非の明瞭表現。是の行動徹守 「好きです」という気持ちのゆるぎなさを示す 3 社会的証明・・・評判が良い人、誰からも好かれている人になる 「皆が好きなら悪い人ではないのかも・・・。」 4 好意・・・好きになり始めると、急激に意識は高まる 「信じはじめる→好きかも→信じ込む→好きになる」 5 権威・・・自分よりも強い者もしくは崇高な部分に支配される傾向 「従うことへの安心感」「恐怖の排除」 6 希少性・・・自分にしかできない、それが相手のメリットになる 「あなたを守れるのは私だけ、それは・・・だから。」 さらに余談ですが 恋愛について言えば、どんなに相手が好きで尽くしても 互いに幸せになれないのなら、全くの無意味行動です。 俗に言う「ドM」な女性の方々を当方も良く知っていますが 相手側が持つ「ドS」のほんの一部しか満たしていないのが おおよそなのではないかと思います。 傷つき、尽くすばかりでも「それが幸せ」というのは あって然りかも知れませんが、もっともっと幸せな未来を 期待する(心の片隅でも)ならば、なにか二人が生産性のある 恋愛行動をしなくてはならないと感じてしまうのです。 つまりは、返報性という小難しいよく分からない言葉を 単純に動物的な感情でたとえるとしたら 世界で一人しかない大事な人と言いあえる 「ありがとう」とか「感謝」 なのかなと思ってしまうわけです。 長々とくだらない自論ばかりで申し訳ありませんでした。 ご興味があれば、チャルディーニの文献にもご一読あれ。 失礼いたします。