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コンデンサ自身が持つQ値とは?

共振回路ではQ値というものが重要になってきますが、 コンデンサ自身もQ値をもつという話を聞きました。 これはコンデンサの等価回路を書いた時に直列か並列でインダクタや抵抗をもつということを意味するのでしょうか? コンデンサは単純に容量しか持たないはずなのにQ値がどうやって定義されるのかを教えて下さい。 それと同じ容量のコンデンサを用いたとしてもコンデンサ自身のQ値によって共振回路のQ値が変わってしまうのかについても教えて下さい。 自分なりに調べてみましたが、解説してあるサイトや書籍を探し当てることが出来ませんでした。 どなたかよろしくお願いいたします。

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回答No.1

Q値の定義は,(無効電力)÷(実効電力)です. コンデンサの実効電力は,直列や並列で入ってくる抵抗分による損失です. ここら辺のことは,「電気回路」の教科書に載っています. 例えば,この本のp.71とか. http://www.amazon.co.jp/dp/4339000795 コンデンサのデータシートには損失角(tanδ)として載っていて, LCRメータでは,一般に「D」で表示されます. Q値との関係は, Q = 1/D = 1/(tanδ) となります. > それと同じ容量のコンデンサを用いたとしてもコンデンサ自身のQ値に > よって共振回路のQ値が変わってしまうのかについても教えて下さい。 もちろん変わります. 損失分(1/Q)を直列乃至並列に入れた等価回路を書けばわかるでしょう.

その他の回答 (2)

回答No.3

>素子の材質というよりは形に依存するように思うのですが、どうでしょうか? エアコンデンサならそうかもしれませんが、大きく影響するのは誘電体の材質でしょう。コンデンサの特性は誘電体で大きく異なりますね。

回答No.2

理想的なコンデンサは”単純に容量しか持たないはず”ですが、 現実には誘導成分(L)も抵抗成分(R)もあります。ですからQが存在します。

kokonkokon
質問者

お礼

寄生インダクタンスや寄生抵抗が存在するということは理解出来ますが、 素子によってその度合いが異なるということが理解出来ません。 例えば、素子についているスズメッキ線ではなく電極に直接はんだ付けをすれば、直列の寄生インダクタンスや寄生抵抗はなくなるのではないでしょうか? 並列に関しては、空気を伝搬する成分がどうしてもあるので、 素子の材質というよりは形に依存するように思うのですが、どうでしょうか? あるいは容量による依存性などはあるのでしょうか? 10pFを10個並列に繋ぐのと100oF一ではどちらの方がQ値は大きくなるのでしょうか?

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