肌が「赤い」という意味です。しかし、実際には、ネイティヴ・アメリカンの肌は「赤」くはないので、今どき「赤い人」なんていう言い方は蔑称とみなされるのです。
1970年前後には、今よりは一般的に米国で使われていた表現です。「black(黒人)もwhite(白人)もred(アメリカンインディアン)もyellow(黄色人種)も仲良くしましょう」なんていうキャンペーンがありました。
でも、黒人の肌は実際には「黒」ではないし、白人だって「白」よりはピンクに近いし、黄色人種がたいして「黄色」くないのは日本人なら誰もが感じていることだし、インディアンも日照りと乾燥で赤茶けてはいますが、「赤」と言いきれるほどの色ではありません。
まあ、日本にいると「黄色いと思われてもいいじゃん」と感じる人もいるかもしれないけれど、自分と同じ人種が少ない中で「あたしたちって白いけど、日本の人たちって黄色いんでしょ?」と言われたら、かなり複雑な気持ちになるものです。
それで近年では、African American, Caucasian, Native American, Asianという表現が使われるようになりました。
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