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三菱UFJがモルガンスタンレーの増資を引き受けるメリットは?
この金融危機の最中、増資を引き受けてどのようなメリットがあるのでしょうか?20%の株式を保有できるということですか? 今の株価水準は私には高すぎるような気がするのですが・・・。 以下転載記事 >米モルガン・スタンレーが実施する約40億ドルの普通株増資のうち、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が6億ドルを引き受けることが9日、分かった。三菱UFJの広報担当者が明らかにした。 三菱UFJが保有する優先株の一部をモルガンが償還し、6億ドルの普通株を三菱UFJが取得する。実質的に普通株への転換となり、追加出資にはならない。払込日は13日。三菱UFJは昨年10月、モルガンの優先株90億ドルを引き受けた。全株を普通株に転換すると出資比率が20%超える水準にしていた。 モルガンは普通株発行で20億ドル調達する予定だったが、需要が高いとして40億ドルに倍増させていた。ストレステスト(健全性審査)の結果、同社に必要と判断された追加資本額は18億ドルだった。 モルガンはこのほか社債発行で40億ドル調達する。
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- free_777
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やはり米国で破綻した投資銀行というビジネスモデルを上層部が大チャンスだと思い再度増資を引き受けたのですかね。 もう1つ良く言われているのが、何らか米国側との取引が有ったのではないかとの疑惑が有ります。こっちの方が、まだ理由が非常にすんなりするのですが。 以下は、昨年の予算委員会で民主党の大塚耕平氏が取り上げた優先株の引き受けに関する国会質問です。 > ○国務大臣(中川昭一君) 日本のリスクはアメリカに比べてはるかに少ない。アメリカは今非常に厳しい状況の中にある。そこで、日米の代表的な金融機関が、それぞれは健全という前提でこういう資本提携、資本注入契約を合意したわけでありますが、そこから先はやっぱり個々の金融機関の私はビジネス判断だろうと。 > もちろん金融全体のリスクの問題は我々も注意深く見守っていきますけれども、特に日本の個別行がどういうふうに判断するかと。何か、明らかにそれによってその銀行が経営状態が悪くなるとか資本状況が悪くなるということが目に見えて分かっているのであれば、金融監督の立場としてはそれは監督権限を発揮いたしますけれども、今の段階で、健全な金融機関にもかかわらず、多少の、多少と言ったらまた怒られますけれども、条件が変更したからといって、それをやるなとかやれとか言うほど我々の権限を発揮することはやっぱり控えておかなければいけないのかなというふうに思います。 > ○大塚耕平君 ここはくどいようですが、でも議論しておきます。 > もはや相手の金融機関は民間金融機関じゃないんですよ、政府が出資しようとしている金融機関なわけですからね。公的な意味を持った先に対する出資であります。 > おまけに、三菱UFJは九月二十九日にこの出資を決めましたが、その翌日の九月三十日に、二年前からマネーロンダリング防止違反でアメリカの監督当局から業務改善命令が出されていたのが出資を決めた翌日に解除されているというのは、何か因果関係がありますか。 > ○国務大臣(中川昭一君) 特にそういうことは、因果関係があるかと言われれば分かりません。 > ○大塚耕平君 いや、今週の月曜日の段階、本当は火曜日に資金決済だったんですが、これ三菱がやらないと大変なことになりましたので、もうこれはしようがないと思うんです。ただし、いろいろ不思議なことが起きているので、監督当局としては、日本国政府の役割は日本国民の財産を守るのが仕事なんですから、もちろん世界の安定も考えなきゃいけないですが、今のような御認識を少し我々に近づけていただきたいなというふうに思います。 > さっき協同組織に対する公的資金の投入のところで、国民の皆さんの税金を使うんだから大変なことだとおっしゃいました。そのとおりなんです。三菱UFJは、前身となる過去の旧組織が合計二兆二千億円の公的資金を受け入れて今日の姿があるんです。この局面、非常に慎重に対応するべきだと私は思っておりまして、是非適切な御指導をしていただきたいと思います。そのことについて一応お考えをもう一回確認させてください。 ■第170回国会 予算委員会 第5号 平成二十年十月十六日(木曜日) http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/170/0014/17010160014005c.html
- merkjet
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投資銀行の業務の強化、その為に90億ドル優先株を買った。 急かされて買わされたとも言えますが、ちょうどリーマン破綻し次ぎがメリルリンチが危ない、モルガンもじゃーと騒がれモルガン株が急落の最中でした。モルガンの出資先を日本のメガバンクに相談して三菱が引き当てました。 投資銀行業は日本は弱くで銀行の融資業務だけでは世界との利益率の差が開くばかりでした。欧米に近づく為に自前で築くと10年を要するようですのでモルガンに20%出資して日本で展開しているモルガン日本法人と将来三菱UFJ証券は合併するかも知れません。 三井住友が日興コーディアルや日興シティを買収しましたし提携先大和SMBCを一つにすると野村の背中が見えます。みずほは、みずほ証券と新光証券の合併を発表しましたから、いよいよ三メガと野村との証券業務の激突があるのではないでしょうかね? あっはは。
- ryuken_dec
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高いも安いもありません。記事にあるように既に昨年時点で出資していますから。 ストレステストでの結果などにあるように自己資本増強が求められているので、優先株が普通株になっただけです。