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北アイルランド問題と宗教について

北アイルランドには英国から移住したプロテスタントが多いということですが、それはいわゆるピューリタンのことを指すのでしょうか?それとも国教会信者のことをさすのでしょうか? きになって調べてみたのですが、そこがきちんとわかりません。どなたか詳しい方よろしくおねがいします。

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  • koon1600
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回答No.3

北アイルランドでは宗教分布がカトリックが1位、長老会派(プレスビテリアン)が2位、聖公会派(日本では英国国教会として通っていますが、これはあくまでも聖公会派のルーツであり総本山でもあるイギリスの聖公会のことを厳密には指します。アイルランドはその分派であるアイルランド国教会が、日本には日本聖公会がそれぞれあるのですよ。方針もちょっとずつ違います)が3位となっています。 ブリテン島側での状況については、イングランドでは国教徒が多く、スコットランドでは長老会派が強いという状態です。ですので移住する人たちもそういった状態を受け継いでいます。 なお、すでに別の人が指摘したとおりプレスビテリアンとピューリタンはちょっと違います。どちらもカルヴァン系ではありますが同じものではありません。ピューリタン自体はnacamさんが言っているとおり17世紀が終わるころにはイングランドからはほとんどいなくなってしまいました。 なお蛇足ですが、アイルランド人にもプロテスタントがいます。もともとアイルランドはカトリックが強い土地で今も多数派ですが、地主層についてはイングランドの植民地自体に聖公会派での教育が推進されていたこともあり聖公会派がかなり多かったようです。しかし、20世紀の前半に聖公会派はがくっと数を減らしまして、その後北アイルランドでのプロテスタント勢力図は常に長老会派よりも下、という状態です。ただ、共和国側では数がだいぶ持ち直してきているようで、特に都会の中間層が聖公会派に変わるなどしているという話です。 また、聖公会派のアイルランド国教会の聖パトリック大聖堂では聖堂参事会員の中にカトリック1人と長老会派1人が加わっているなど、ある意味アイルランドの宗教を象徴するような状態となっています。

frieze5
質問者

お礼

ありがとうございます。北アイルランドで多数派はカトリックだったのですね。はずかしながら、はじめて知りました。 植民地時代に聖公会派によって多くのアイルランド人が聖公会派になっていたことも驚きです。勉強になりました。

その他の回答 (2)

  • nacam
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回答No.2

北アイルランドに移住したプロテスタントは、長老派と呼ばれる人達です。 北アイルランドに移住させられた人達は、スコットランドの人達でしたので、スコットランドで主流であった長老派の人達が多くなりました。 その後イングランドからの移住者が増えたため、イギリス国教会やメソジストの人達も多くなっていますが、現在でもプロテスタントの中では、長老派が最大の人数になっています。 長老派は、ピューリタンには分類されません。 メソジストは、厳密にはピューリタンではありませんが、ピューリタンと同じような考え方で、イギリス国教会から分派した教派ですので、ピューリタン的教派になります。ピューリタンのほとんどは、アメリカを拠点としており、メソジストの拠点も現在ではアメリカで、ヨーロッパには、ごく少数の人達しかおりません。

frieze5
質問者

お礼

返答遅くなりました。ありがとうございます。長老派ということは、聖書のみを信じる原理主義とはかなり違うということですよね。私の中でかれらプロテスタントのイメージは福音主義に近いものだったので驚きました。

  • kt1965
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回答No.1

回答します。 「北アイルランド」の市民の宗教は、元々住んでいた「アイルランド系ケルト人」が「カトリック系」。「イングランド」併合後に、主に「スコットランド」から移住してきた市民は、「プロテスタント」の一族にあたる「ピューリタン(=清教徒)」です。「英国国教会」派は、「長老派」と呼ばれ一部ですが居ます。 では。

frieze5
質問者

お礼

ありがとうございます。