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特別攻撃隊 辞世の句 意味

大東亜戦争で真珠湾へ出撃する際に詠まれた句です。言わんとしている心情をお分かりの方は教えてください。 君のため何か惜まん若桜 散つて甲斐ある命なりせば いざ征かむ網も機雷も乗り越えて 撃ちて真珠の玉と砕けむ

みんなの回答

  • 918BG
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回答No.4

ご質問の2首は、真珠湾攻撃時に特殊潜航艇で出撃した古野中尉(戦死後2階級特進で少佐、軍神)の辞世ですね。 「言わんとしている心情」は、おそらくですが「生きて帰れる可能性はほとんど無いが、天皇陛下のため、祖国日本のため、有意義な働きができれば戦死しても悔いは無い」という事でしょう。 No.2の回答者さんが書かれている通りですが、「網」とは潜水艦の侵入を阻止する防潜網のことで、アメリカ海軍が真珠湾の湾口に防潜網を設置していることを日本海軍は攻撃前から知っていました。 また、「機雷」とは海中に敷設される爆発物で、戦時には敵の軍艦や潜水艦の接近を妨げるために機雷を多数沈めた海域を設け、味方の船が安全に航行できる水路は軍事機密とするのが通例でした。これらの事柄からわかるように、潜航艇で真珠湾に侵入するということ自体が命がけの非常に困難な作戦だったのです。 「撃ちて真珠の玉と砕けむ」という部分を私なりに解釈しますと、仮にうまく真珠湾内に入り込む事が出来、停泊しているアメリカの戦艦に魚雷を命中させる事ができたとしても、魚雷の航跡で発射位置を知られれば駆逐艦による猛烈な爆雷攻撃が待っています。自由に逃げられる太平洋の海中と違い、狭い真珠湾内では逃げ場が無いので生還は期しがたい。従って、「魚雷を撃った後は真珠湾内で玉砕する覚悟だ」と詠んだのでしょう。 下記参考URLは、古野中尉の人物像を伺い知る事のできるサイトです。「言わんとしている心情」を汲み取るうえで参考になればと思いご紹介しておきます。 参考URL 軍神古野少佐を憶う http://www.tochikukai.com/kaihou/kaihou09.htm

  • 918BG
  • ベストアンサー率48% (476/984)
回答No.3

ご質問の2首は、真珠湾攻撃時に特殊潜航艇で出撃した古野中尉(戦死後2階級特進で少佐、軍神)の辞世ですね。 「言わんとしている心情」は、おそらくですが「生きて帰れる可能性はほとんど無いが、天皇陛下のため、祖国日本のため、有意義な働きができれば戦死しても悔いは無い」という事でしょう。 No.2の回答者さんが書かれている通りですが、「網」とは潜水艦の侵入を阻止する防潜網のことで、アメリカ海軍が真珠湾の湾口に防潜網を設置していることを日本海軍は攻撃前から知っていました。 また、「機雷」とは海中に敷設される爆発物で、戦時には敵の軍艦や潜水艦の接近を妨げるために機雷を多数沈めた海域を設け、味方の船が安全に航行できる水路は軍事機密とするのが通例でした。これらの事柄からわかるように、潜航艇で真珠湾に侵入するということ自体が命がけの非常に困難な作戦だったのです。 「撃ちて真珠の玉と砕けむ」という部分を私なりに解釈しますと、仮にうまく真珠湾内に入り込む事が出来、停泊しているアメリカの戦艦に魚雷を命中させる事ができたとしても、魚雷の航跡で発射位置を知られれば駆逐艦による猛烈な爆雷攻撃が待っています。自由に逃げられる太平洋の海中と違い、狭い真珠湾内では逃げ場が無いので生還は期しがたい。従って、「魚雷を撃った後は真珠湾内で玉砕する覚悟だ」と詠んだのでしょう。 下記参考URLは、古野中尉の人物像を伺い知る事のできるサイトです。「言わんとしている心情」を汲み取るうえで参考になればと思いご紹介しておきます。 参考URL 軍神古野少佐を憶う http://www.tochikukai.com/kaihou/kaihou09.htm

  • toro321
  • ベストアンサー率29% (1222/4138)
回答No.2

#1さんの中でちょっと補足を。 網も機雷も=防潜網(軍港には、潜水艦が入れないように網がありました)機雷も同じで、触れれば爆発して潜水艦は沈みます。 この辞世の句は、甲標的(特殊潜航艇)の攻撃隊のものではないでしょうか? 10人(5隻)が攻撃して、9人が戦死しました。1人は怪我をして捕虜となりました。

  • itanochan
  • ベストアンサー率51% (102/197)
回答No.1

>君のため何か惜しまん若桜 『君の為ならば若い命を散らす事などどうして惜しもうか』 まだ咲ききってはおらず、やっと蕾がほころび開きかけたかどうかという、まだまだ若い桜の花を自身に掛けているのだと思います。そこから察するに十代後半~二十台前半といった年頃だったのではないでしょうか。 また“君”という語句は“天皇陛下=大君”を指しているという事と、同時に若者の事ですから誰か心に秘めた相手を想い“君”という言葉で表現しているのだと察せられます。 >散って甲斐ある命なりせば 『我が命を戦場にて散らす事は決して無駄死にではなく、その死は神国日本の為なのだから』 >いざ征かむ網も機雷も乗り越えて 『いざ征こう、あらゆる艱難辛苦を乗り越えて』 >撃ちて真珠の玉と砕けむ 『敵目掛けて撃ちまくり全弾撃ち尽くしたその暁には敵艦目掛けて見事散ってみせよう、真珠の玉が砕け散るが如くに・・・』 これは真珠と真珠湾とをかけて表現しているように思われます。 まとめると・・・ 君の為ならば若い命を散らす事などどうして惜しもうか。我が命を戦場にて散らす事は決して無駄死にではなく、その死は神国日本の為なのだからいざ征こう、あらゆる艱難辛苦を乗り越えて敵目掛けて撃ちまくり全弾撃ち尽くしたその暁には敵艦目掛けて突撃し見事散ってみせよう、真珠の玉が砕け散るが如くに・・・ 稚拙な解釈かもしれませんが私にはこのように受取れました。

enjoy_009
質問者

お礼

詳細に解説していただいてありがとうございました。 よくわかりました。