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自分のアイデンティティの確認か差異とのいいつきあいか
1.陸続きで隣の国民との中で自分の国のアイデンティティを感じれる歴史とはどのようなものがあるのでしょうか。ハプスブルグ家などヒントかなと思ったときがあります。戦争などで他と同一になっても仕方がない状態で自分のイメージを守るということがわかるのは。 2.哲学でいう「同一性の幻想」にとらわれて良い差異とのつきあいがいるのかもしれません。どちらかわかりませんが、他との差異がくずされたりなくなりそうで、私生活に生かしたいです。どちらがヒントをえますでしょうか。他にヒントあればおしえてください。
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>1.陸続きで隣の国民との中で自分の国のアイデンティティを感じれる歴史とはどのようなものがあるのでしょうか。 ヨーロッパの場合、1つの国の中に複数の民族や言語があります。 カトリック、プロテスタント、正教など、宗派の違いもあります。 現代では宗派が違って争うということはないでしょうが、文化や風習の違いはあるのかもしれません。 ヨーロッパ諸国は歴史上いろいろな国や領地に分かれていましたから、 今でも国民としてより自分の住む地方のアイデンティティのほうが強い場合があります。 王家は、他国から王妃が嫁入りしたり、一人の王が複数の国の王を兼任したり、ハプスブルク家以前もあちこち親戚みたいなものでした。 もちろん単なる仲良しでなく政略結婚ですが。 なので、庶民が持つ土着のアイデンティティとは別なのではないかと思います。 王族や貴族の場合は、何々家の人間という血筋や、王女だとか王子という立場や身分のアイデンティティなのでは。 近隣国の支配を長く受けた国々もあります。 それゆえに独立しようとか、かえってアイデンティティを強く感じることもあったのではないでしょうか。 国境付近であっちの国こっちの国と時代により支配者が変わった地域もありますが、そのへんのアイデンティティはどうなのでしょうね? やはり地域で持っているんでしょうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C 言語はアイデンティティに強く結びつくものの1つだと思います。 民族や文化、歴史に関係します。 地元言語と共通言語のバイリンガルという人も多いでしょうし、 EUは加盟国の言語すべてを公用語とし、特定の言語に絞っていません。 でもこんな話では私生活に活かしようがないですよね。 んー、「近いからこそ差異が気になる、目に付く」というのはあるのかもしれません。 隣の国とは仲が悪いとも言います。同一化どころか反発するという。 もちろん、影響しあって混ざりあう部分もあるのですが。
地図の国境をイメージする場合、線で表すのが普通ですが色分けあるいはルビンの杯のような「図と地」であらわす方法もあります。このような表示の場合には線はどこにもありません。自国が赤で、隣国が青だったら青でない部分が赤ですから、自分のアイデンティティは青によって規定されています。つまり相手が変わっても自分は変わらないというのは不可能なことです。この場合自分のアイデンティティというのは赤の中にまた別の色を塗らないと実現することができません。案外ハプブルグ家も国際結婚によってこの方法でアイデンティティを確立していたのかもしれないと思います。これを個人に当てはめると、いわゆる付き合うための顔と素顔を分けなければ自分のアイデンティティなるものは確立できないのではないでしょうか。これはいわゆる「見られる自分と見る自分」の問題に重なるようにも思います。
お礼
2つわける。 御回答ありがとうございます。
お礼
たしかにスイスなどドイツ語をしゃべったりですね。それで国を保っている。 御回答ありがとうございます。