水酸化ナトリウム
0.1N=0.1M
です。
モル濃度 M はNaOHの化学式に対応する量で濃度を表しています。
NaOH1molは40gですから
1Lの水溶液中にNaOHが4g含まれていれば0.1mol/Lです。
酸、塩基の規定濃度は酸、塩基の働きの主役になるイオン量で濃度を考えます。
NaOH1molからOH-が1mol提供されます。
OH-1molに相当する塩基の量を1当量と呼びます。
(「当量」よりは「相当量」の法が分かりやすいかもしれません。)
水溶液1L中に1当量、塩基が含まれていれば1Nです。
水酸化カルシウムの場合は1molが2当量になります。
酸の場合はH+で同じように考えます。
もしある酸を中和するのに0.1Nの水酸化ナトリウムでは10mL必要だったとします。
0.1Nの水酸化カルシウムの場合は何mL必要でしょうか。
答えは10mLです。
規定濃度で表してあれば同じ濃度、同じ体積で反応するOH-イオンの数が同じになるからです。