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タンパク質の過酸化水素による変質
業務用クリーニングにおいて漂白を行う目的で過酸化水素を洗浄時に投入するのですが汚れの成分中にあるタンパク質がこの過酸化水素によって変質し落ちにくくなるとの話を聞きました。そこで教えてもらいたいのですがどのように変質するのかそのメカニズムを教えてください。
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タンパクで過酸化水素というと,いろんなところがやられます. たとえばメチオニン残基が酸化され,スルホンやスルホキシドになるとか,システイン残基がシスチンに二量化されるなど. セリンなどは過酸化物を経由して分解するかもしれません. いずれも基本は酸化です. ただし,これで汚れ落ちしにくくなるかはタンパク次第です.部分分解してかえって落ちやすくなる場合もあるかもしれません.
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- potachie
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回答No.2
お手元に過酸化水素水がありますでしょうか? ご質問の現象は、過酸化水素水と卵白で、目の前で見ることができます。変性という現象が起こります。ゆで卵を化学的に作るような現象です。 タンパク質汚れは、変性を起こさせないように落とすのが基本ですが、加熱や一部の化学物質は変性を起こしてしまいます。 家庭用洗剤のコンパクトタイプの物は、タンパク質分解酵素を上手に利用しています。この辺が解決のヒントにはならないでしょうか?
質問者
お礼
大変ありがとうございます。 早速実験してみます。 しかし、「目からうろこ」とはこのことかと思うぐらい晴れやかな気持ちです。
お礼
ありがとうございます。 クリーニングの洗浄力を評価する際、動物(主に豚)の血液を布にしみこませ洗浄しその除去状況によってその洗浄方法が適切か判断しています。洗浄する機器や温度などで結果は様々で同じ洗剤や漂白剤を使っても結果はばらばらです。今回頂いた回答を参考に洗浄を再度考えます。