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次亜塩素酸ナトリウム溶液をNa2S2O3規定液で濃度を決定する方法
市販の6%次亜塩素酸ナトリウム溶液を0.05mol-Na2S2O3規定液で濃度を決定する実験方法を教えてください。よろしくお願いします。
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- lone_lynx
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局方の抜粋です。 ---------- 本品10mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとする。この液10mLを正確に共栓フラスコにとり、水90mLを加えた後、ヨウ化カリウム2gおよび薄めた酢酸(31)(1→2)6mLを加え、密栓してよく振り混ぜ、暗所に5分間放置する。遊離したヨウ素を0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬:デンプン試液3mL)。同様の方法で空試験を行い、補正する。 0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液1mL=3.722mgNaClO --------- 抜粋終わり。 チオ硫酸ナトリウム液の濃度が違いますが、概ね変わらないでしょう。
次亜塩素酸ナトリウムは式量 77.44 塩素と水酸化ナトリウムから下式で、出来ると考えればいいので、 2NaOH +Cl2 → NaCl + NaOCl + H2O 次亜塩素酸ナトリウム一モルは塩素一モルと等価です。 6%の次亜塩素酸ナトリウム溶液は密度や不純物(上記反応で作ると塩化ナトリウムが共存)のせいで密度が分からず、質量と体積の変換が効きません。 そこで1kgの溶液からの計算にします。 1kg中に6%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれるとそれは60gですから、0.775≒0.78 (mol)の次亜塩素酸ナトリウムということになります。 溶液10gをとって1Lに希釈すると、0.78×10^-2 (mol/L) 、塩素と等価なので2当量ありますから「規定」に直すと 1.55 × 10^-1(N)。 これを1.0mLとって硫酸酸性の過剰塩化カリウム溶液と混じ、デンプン液を補助指示薬として0.05Nチオ硫酸ナトリウムでヨウ素滴定します。 1.55 × 10^-1 (N)× 1.0 (mL) = 5.0× 10^-2 (N) × V (mL) V=15.5/5.0 =3.09 (mL) になると思います。検算してみて下さい。(汗、汗;