• ベストアンサー

工業簿記2級 「差異分析」

直接労務費の差異分析について 賃率差異「(標準賃率-実際賃率)×実際作業時間」は、 なぜ、企業の影響力が困難な差異になるのですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#83493
noname#83493
回答No.1

差異分析の基本的な考え方は  ・数量面と価格面  ・内部要因と外部要因 に区分することです。 例えば 材料の購入単価は 購買先や市場によって変動する外部要因なので 企業努力ではコントロールが難しいと言えます。 同様に 他の価格面(賃率)も外部要因と考えられるので 数量面に影響を与えないように 数量差異は標準価格をもって差異分析をします。 簿記2級で扱うか判りませんが 予算実績の差異分析で考えると判りやすいです。  販売予算:販売予算金額=販売予算単価×販売予算数量  販売実績:販売実績金額=販売実績単価×販売実績数量 販売予算金額と販売実績金額を比較しても 販売予算の達成度しか判りませんので 差異の原因を分析する必要が生じます。 例えば  販売単価が予算=@120円、実績=@115円だとします。  この時に市場単価=@110円だとすると  本来は@110円でないと売れない商品を  企業努力で@115円で売ったことになります。  すると価格差異=@△5の内訳は  市場の差異=@△10円、その他差異=@+5円となります。  市場の差異は、市場ベースで対策を講じる必要があり  その他差異は、営業マンの成果として評価すべきです。  (この場合、差異のトータルはマイナスでも、   営業マンの成果はプラスになることを理解して下さい) 以上のように 差異分析の目的は 責任(評価)の所在を明確にすることですので 他の責任を含まないように計算する必要がある訳です。 では♪

noname#140890
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございました。 よく分かりました。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A