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カラーフィルターについて
光を透過させる膜やガラスについて質問があります。 たとえばセロファンなど、赤色のフィルタが赤く見えるのは、一般的にモノが赤く見える「赤色だけ反射」して見えるという原理のほかに、裏側からきた光の「赤以外の波長は吸収された透過」した光によるということを教わりました。 ところで、反射光と透過光のどちらの影響がより大きいのでしょうか? 思い切り分厚くすれば「赤いモノ」に近づいて、だんだん散乱・透過が弱くなり「反射」のほうが目立つのかと思いますが、 暗記用下敷きくらいならば・・・。ほとんど透過光でしょうか? 空中で赤暗記下敷きを見ると鮮やかな赤に見えるのですが、 黒い画用紙の上に置いて見るとかなり黒く見えます。 空中では「反射」+「透過」で赤色が目に届くのに対して 黒画用紙上では「反射」のみになっているはずなので、 赤暗記下敷きが赤に見えるのはほとんど透過光の影響だと思いますが 正しいでしょうか? 電車の窓ガラスが、トンネルに入ったらやっと反射による車内の様子が分かるのににているかも・・・。 以下、仮定のもとの質問ですが・・・。 仮に透過光が強いとします。(これが謝りなら以下はパァです) なぜ透過光のほうが強いのでしょうか。 空中で赤暗記下敷きを垂直に見ます。部屋の電灯がめんどくさいので 壁全体が光っているとすると、こちら側からもあちら側からも 同じだけ光が下敷きを通り抜けていくことになります。 ここから、「反射」より「透過」のほうが強くなる。という結果まで の過程がわかりません。 そもそも反射が透過やどのようにして起こるのか・・・。
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>一般的にモノが赤く見える「赤色だけ反射」して見えるという原理 これはとても多い誤りです。 正確には、その物体が可視光線のうちの中波長成分を短波長成分を吸収する性質を持つから赤く見えるのです。・・目自体が物体の表面の可視光に対する特性を判別している。 その証拠に、赤い光(長波長)がほとんど無い光源で見ても、赤い色は赤く見えます。反射光に赤い光が無くても赤く見える。 パソコンのディスプレイの色調整をして赤の光を極端に少なくして、部屋の照明を消して色紙を見ても赤いものは赤く見えます。よって「赤色だけ反射」して赤く見えるのではない。 さて、本来は透過光のうち、長波長だけ透過するならその透過光は赤く見え、そのフィルタターは青から緑に見えるはずです。 ・・・水に赤インクを溶かしてそのコップに光を当てると光の経路は緑色に見えます。 ところがセロハンやカラーフィルターの場合、そのフィルター自体が赤く見えます。それは、そのフィルターが長波長以外の光を散乱ではなく、吸収することが大きな要因でしょう。
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- rnakamra
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多分、そのようなカラーフィルターだと赤以外の光を吸収している効果が強く、反射光を調べても多分赤色が弱くなっていると思います。 今回のようなフィルターだと反射光を完全に遮断して見るとより鮮やかな赤色が得られるはずです。 透過光の影響が強いのは表面での反射率が低いためだと考えられます。 全方位から一様に光を照射しととしても、フィルターが持つ光の反射率が低いため、全体として透過光が打ち勝つことになります。 なお、特定波長を透過させるためにガラスに多層膜を蒸着して作成したフィルターの場合、特定波長以外の光は表面で反射されるため、光を透過した場合と反射で見た場合は全く色が異なって見えます。 この場合、特定波長以外の光の反射率が非常に高く、この効果がはっきりと認識できます。つまり、光源に対してフィルターを傾けると反射光と他の場所からの照り返しを反射した光の混合比の変化で色が変わっていきます。