建材メーカーのものです。
当社では桧の無垢材は扱っていませんので確信は持てませんが、あくまで床に関する私の認識をご参考までに述べさせていただきます。
まずどうして床鳴りはするのでしょうか?
色々な要因がありますが、
1.雄実と雌実の間に隙間がある実形状の場合、上からの荷重によって床材がたわみ、実同士が擦れて床鳴りがする。
2.フロアのジョイント部分がきつすぎて、実の所を踏んだ際にフロア同士が擦れて床鳴りがする。
3.床用の釘を使わず、ピンタッカーなどを使用した際や、釘の打ち方が不十分であった場合に、フロアがたわむと釘のところで擦れて床鳴りがする。(施工の際に床材の下にゴミなどが挟まっていたりして隙間が出来ていると特になりやすくなると思います)
4.接着剤の選択が間違っている。(木工用白ボンドを使用するなど)
そのため、床材が接着されずに固まってしまい、それを上から踏むと接着剤が割れる音がする。
などなど。
これらを解決するためには、
1の場合は床材の構造に問題あり。論外です。(めったにありませんが)
2の場合は、隙間を空けて施工をする。(数ミリの隙間を空ける)
3の場合は、フロアネイルなど床用の釘を使用する。
4の場合は、床用の1液性ウレタン系接着剤を使用する。
です。
根本的に、無垢材は大概の樹種では湿気を含むと伸びますし、乾燥させると縮みますし、たわみが発生します。(樹種によっては水に強いものもありますが。(例)アイアンウッドなど)
そのため、
a.なるべくたわまないように、フロア下に捨て張り合板(出来る限り厚い方がよい)を敷くか、根太のピッチを狭くする。出来れば捨て張り合板を貼るときはビス止めでされたほうが良いです。
b.捨て張り合板の下に防湿紙などを敷いて、防湿をする。また使用するときに出来る限り水をこぼさない。
c.ウレタン系接着剤と床用釘を併用し、出来る限り無垢材の動き(伸縮)を止める
などを考えられるとよいかと思います。
なお無垢材自体の表面の仕上げはお好きなものを選択されるのは良いですが、裏面に塗装をしてあるものを選択されると良いです。(防湿効果が少しは期待できます)
また、施工前に出来る限り梱包からばらして環境になじませておくことは大事です。但しこの場合は、必ず寝かせておいてください。立てかけると反ります。また日に当てないようにすることも大切です。また出来れば乾燥時期に施工をしたほうが良いと思います。
と言うことを施工者と相談されると良いと思います。
床鳴りは大半が施工起因です。無垢の扱いをよくご存知な施工者を選択されるとそれほど神経質にならずにすむかと思います。
拙い文章で申し訳ございません。
お礼
分かりやすく丁寧なご回答有り難うございます。 参考にさせて頂きます。