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給ふ-玉ふ
伊勢軍記(上の巻)に 「・・・故に伊勢の國三重郡を恩補し玉を、依之、千種に目代を置れけり。さて忠顕卿、文和二年に芳野に漂泊して卒し玉ふ。・・・」 とあります。このような「玉ふ」を「給ふ」の代わりに使用するのは、なにか意図があるのでしょうか。ご教示をお願いします。
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取り敢えず、良く使われる宛字と思っていただければ良いでしょう。 「給ふ」「玉ふ」「賜ふ」あたりの使い分けは文章によっては今日的な目で見ると「いい加減」としか思えないものも少なくありません。 又、送り仮名のゆれも相当で、御引用の例でも、「恩補し玉を」と「卒し玉ふ」とゆれています。
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noname#85833
回答No.3
>なにか意図があるのでしょうか。 全くありません。 昔の人は、和語に対し自由自在に漢字を当てました。 この傾向は、明治生まれの人くらいまでは残っています。 明治の教養人の手紙などにはよく見られます。 こういう当て字にヤイノヤイノというのは、国語テストの点数を上げるのに汲々とした戦後世代からでしょう。 昔の人はおおらかでした。でも教養のある人は、今の人よりもウンと高い教養を持っていました。
質問者
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ご回答ありがとうございました。
- mapponew
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回答No.1
文語文と、口語文をごっちゃにしてただけと思います。 あるいは、作者は「給」の字が単に思い浮かばずに「玉」が同じ「音」だから意味なんか気にしないで使用したと思われます。 どの本で、どの字だったか失念しましたが、軍記物にこのような使い方があります。 深い意味は無いはずです。
質問者
お礼
ご回答、ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。