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崩壊メカニズムについての疑問と全塑性モーメントについて
- 崩壊メカニズムについて、架構に荷重が漸次増大していき、塑性ヒンジが発生し崩壊メカニズムが形成されますが、なぜ柱脚には必ずヒンジが発生するのか疑問です。
- 柱脚から順番に塑性ヒンジが発生している理由について説明がありますが、柱の全塑性モーメントが梁の全塑性モーメントよりも大きいにもかかわらず、なぜ柱脚からヒンジが発生するのか疑問です。
- また、崩壊メカニズムの問題で出てくるラーメンの応力図では、全塑性モーメントが三角形の所で表されていますが、なぜ曲率無限大ではなく三角形の状態で全塑性モーメントを表しているのか疑問です。
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今日は cyoi-obakaです。 >曲率無限大ではなくモーメントが三角形(降伏開始)の所で全塑性モーメントを表しているのですがなぜ^^; ↑ ↑ ↑ この場合、全塑性モーメントと称するのは間違いですネ! 崩壊メカニズムの問題でしょうから、保有水平耐力の算定ですよね? 保有水平耐力は、許容応力度設計の範囲ですから全塑性モーメントは拙いでしょうね! 保有水平耐力は材料強度(降伏強度)によって判定してますから、内部応力図が最大の三角形になった時点で求めてます。 つまり、保有耐力算定の場合、部材が降伏モーメントMyに達した時点でヒンジ発生としています。 塑性設計の曲率無限大Mpとは違いますよ! >テキストでは柱の全塑性モーメントが梁の全塑性モーメントよりも 大きいにもかかわらず、 >柱脚から順番に塑性ヒンジが発生している説明がされています。 ↑ ↑ ↑ 柱脚から順番にヒンジが発生するとは、言い切れないと思いますけど? ただ、その様にヒンジ発生が進行するのが理想的でしょうネ! 全体曲げ崩壊形で、柱にヒンジが発生しても問題ない部分は、1階柱脚部とR階柱頭部です。 つまり、1階柱脚~R階柱頭までは1本の柱と考え、その間で柱にヒンジが生じないようにする(部分崩壊や局部崩壊を避ける)。 これは、靭性の高い架構を形成する理想型です。 しかし、全ての建物が理想型とはいきませんよね。 ただし、1階柱脚はヒンジ発生位置となるのが通常です。 その理由は簡単で、基礎梁の剛性と1階柱の剛性では、明らかに1階柱のが小さいので、1階柱脚にヒンジが生じる。 問題は、耐震壁が1階にある場合はチョット柱脚にヒンジが生じ難いです。 この場合は、基礎梁にヒンジが生じることもあるでしょうネ! 結論、理想と現実は違います!! だから、構造設計士さん達は苦労してるんですヨ! 以上、参考意見です。 何方か、実務の苦労話を投稿してくれるといいですネ!
お礼
ありがとうございます。 いつも師匠に御指名のような形になってしまっている状態ですね・・・ 師匠の方もこれだけ誰もレスが付かないと面倒臭い質問でも 使命感のように回答せざるをえない状態になってしまっているのではと思い非常に恐縮です(_ _ゞ >この場合、全塑性モーメントと称するのは間違いですネ! だと思っていたのですが このタイプの問題にはフレームの 全塑性モーメントMpが与えられていて 外力の仕事=Pu・δ 内力の仕事=ΣMp・θ からPuを求めるパターンが多いですが、 崩壊荷重(崩壊直前?)は保有水平耐力なのだから 各節点のMは降伏ヒンジの発生したΣMyモーメント だと思ってしまうのですが内力の仕事ではなぜ 全塑性モーメントで算出するのか? って思ってしまいました。 >柱脚から順番にヒンジが発生するとは、言い切れないと思いますけど? やはりそう言うことなんですね! 柱脚先行が理想的だったんですか。 >基礎梁の剛性と1階柱の剛性では、明らかに1階柱のが小さいので、1階柱脚にヒンジが生じる。 なっとくです^^; >何方か、実務の苦労話を投稿してくれるといいですネ! いつもマニアック?すぎてかぜんぜんレスないんですよね^^;