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スタイリング(ボディデザイン)のオリジナリティについて

自動車の「スタイリングにおけるオリジナリティ」の判断基準についての疑問です。 Q1:トヨタ2000GTのスタイリングはオリジナリティがあると言えるのでしょうか?あるとお考えの場合もそうでない場合も どのような視点・理由からそう評価なさるのかを教えてください。 Q2:加えて「60年代前半以前の外国車に詳しいかどうか」も教えて頂けると有り難いです。 明確な答えが出ない問題かもしれませんが、「どちらかといえば」で構いませんのでYesかNoどちらかのご回答をお願いします。 どのような立場の人がどう判断するのかが知りたいのです。

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  • corkey
  • ベストアンサー率59% (52/88)
回答No.2

 初めまして。  まず「スタイリングというのは、最終的には個人個人の印象に負うものである」という事を前提にして述べます。  「自動車のデザイン」を見る時、大きく分けて二つの要素から考える事が出来ます。一つは「エンジニアリング」、もう一つが「スタイリング」です。  前者で言えばトヨタ2000GTの特徴は、直列6気筒エンジンを縦置きしたFRである事/運動性能を重視した商品企画である事/クローズド・ボディのハッチバック・クーペである事/2座である事などが主なものとして挙げられます。  因みにこれらはジャギュアEタイプ/初代フェアレディZなどにも共通する項目である事にご留意ください。  長い直列6気筒をFRレイアウトにして、運動性向上のためにホイールベースを極力短くしつつ、重量配分の最適化のためにエンジン/乗員を前後車軸間に置き、それらを出来るだけ無駄なスペースのない形で素直に包もうとすると、そこに現れるのは古典的な「ロングノーズ&ショートデッキ」のプロポーションを持つサイド・シルエットです。  これは似せる/似せないの問題ではなく、同じ命題に対する最適解というべきものです。  一方スタイリングという要素を見る時、鍵になるものはプロポーション/ボディ・シルエット/ボディ断面形状/ウィンドゥ・グラフィック/キャラクターライン/前後灯火類のグラフィックなどが主なものとして挙げられます。  トヨタ2000GTにおけるこれらのものを見た時、最初の「プロポーション」以外は極めてオリジナリティが高いと言えます。  #1の方が挙げられていたジャギュアEタイプとは最初に述べたエンジニアリングの部分で共通するものが少なくありませんが、スタイリングの要素では何一つ共通するものはないと言い切っても良いと思います。  最も議論を呼ぶと思われるサイド・シルエットにしても、ジャギュアEタイプの方がFrノーズの抑揚が少なく、逆にRrフェンダーの抑揚が強く、2000GTのテールエンドは「コーダ・トロンカ」風に切り落とされています。  両者とも丸みの強い断面形状で構成されているものの、例えばスタイリングを表現する上で大きな要素となるフェンダーの断面で見るとジャギュアは丸く(フェンダーの接合線を隠すためのモールが付いていますが)、2000GTははっきりとした稜線が与えられています。  因みに僕はご指摘の1960年代前半にデザイン/発売された英国製のスポーツカーを25年程所有している、過去にカーデザインを仕事としていた者です。  ご参考になれば。  長文にて失礼しましたm(_ _)m

brghsprsct
質問者

お礼

初めまして。ありがとうございます。専門の方からいろいろとご教授を頂けるのは有り難い限りです。 私もEタイプからは直接影響を受けていないとは思いましたが、よりはっきりと分かりました。

その他の回答 (1)

  • uu11212891
  • ベストアンサー率23% (266/1132)
回答No.1

Jaguar E-typeのマネかと思います。

brghsprsct
質問者

お礼

ありがとうございます。模倣だということですね、分かりました。