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日本の軍事力
このサイトでも見かけましたが、日本の軍事力は(正しくは防衛力かもしれない)世界3位であるそうですね。米,露についで3位だそうです。中国や英国をもしのぐ戦力ということになりますね。核も持っていないのに、そんな!と思います。これは何を基準してに言っているのか、この面で詳しい方、教えてください。
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多分それは防衛費という、お金の面でのことでしょうね。 物価の高い国で、高い国産兵器を装備しているのですから、 コストが世界のトップクラスなのは当然といえば当然です。 日本の90式戦車1台を買う金で、ドイツのレオポルト戦車なら 確か4~5台買えたんじゃなかったでしたかね。 多少の性能差はあっても、これじゃ防衛費と軍事力は ぜんぜんリンクしない、って事が分かると思います。 軍事力と言っても、いろいろな尺度がありますが、 例えば軍人の数なら、これは明らかに中華人民共和国がトップでしょう。 しかし、人間だけで近代戦が戦えるわけでもなく、 また、同じ人数の兵士が戦っても、練度や戦術、戦略、さらには政略で 結果は大きく左右されます。ですから、統計上の数値が 本当に各国の軍事力を正当に評価しているかどうかは疑問です。 日本も日露戦争当時は、世界最大の陸軍国といわれた帝政ロシアを相手に、 純軍事力だけ見れば無謀な戦いをしましたが、優れた戦略と、 さらには世界の多くを味方につけるという政略の成功で勝利を収めました。 しかし、太平洋戦争になると、その日露戦争当時の戦術を信奉し、 兵器の近代化もろくに行わず、硬直化した戦術、戦略と、 政略というにはあまりに情けない独善的な政治体制のもと、 当然といえば当然な敗戦を喫しました。でもその当時、 日本の軍事力は兵員の数で言えば確か四百万人くらいでしたが、 大半はただ員数あわせで徴兵された、ロクに訓練もされず、 兵器も与えられない一般の人々だったわけですね。 いまの自衛隊は一応職業軍人ですし、兵器や戦術、戦略は 世界の水準以上のレベルにあります。しかし、それを使う政略や 制度的な面ではお寒い状態ともいえますね。 有事立法は今国会でも議論されるようですが、 イデオロギーや党利党略、さらには官僚の独善に流されることなく、 憲法前文にあるように、世界の中で名誉ある地位を占められるような 国防論議をしていただきたいものです。
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- lequeos
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他の回答で指摘された通り、軍事力が第3位などという場合の軍事力はたいていの場合政府予算における軍事費を指します。 ただ、統計によりいろいろ差が出るものだ、という例の一つとして米国務省の資料も示しておきます。それによると、米国が軍事支出2810億ドルで1位、次は中国で889億ドル、3位は日本の432億ドルとなっています(1999年)。この統計は、基本的にNATO方式(国防費のうち非軍事部門への支出を除き、他の費目でも軍事関連への支出は含める純計方式)になっていて、データがそろう限りはより実態に近いと言えるでしょう。(ちなみにロシアは350億ドルで6位と、英仏の下位) また実質面でいっても、この統計で4位にランクされる英国との比較でいえば、兵数が日本の約24万人に対し英国は21万人、主力戦車は74式、90式合わせて約1050両くらいある日本に対し、英国は3形式合計636両などと、数の上ではやはり上回っています。 ただ、兵力の構成については、空軍や海軍・海兵など、衰えた大国とはいえども世界戦略を担う部門が重視されている英国に対し、日本は地上の、あるいは領土内(とその周辺)での戦闘を想定して、機動力の面はあまり考慮されていないので、そうした「質」は大変に異なります。だから、単純に3位だから英国より戦力で勝っており軍事面で突出している、とかいうことは言えないのです。 ちなみに、90式戦車は純国産の戦車で、第3世代型といわれる戦車の中では、最高水準の性能を持っています。でも、日本国内で使うということを考えるとオーバースペックであるなんて批判が開発当初も聞かれたものでした。
お礼
お礼が遅れてすみません。ご返事ありがといございました。なるほど、順位もとらえかたによっていろいろ変わるものですね。
- zaktakanao2_99
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他の方も言ってるように防衛費の比較です。 ちなみに、日本は人員数、装備の質・量に比し防衛費が馬鹿高くなっています。 装備については、過去与党のみならず野党の意見により武器輸出を禁止するようになってコストダウンができない状態になっているからです。 おおざっぱに見積もって武器の値段は欧米の約3倍はすると考えていいでしょう。 逆に装備数(例えば戦車の数、戦闘機の数、艦艇の数等)はそれだけ少ないということです。 なお、中国なんかは物価価値が日本の1/10以下ですから同程度の物を装備するのも1/10以下ですむということ、従って多弾頭核ミサイル等まで装備できるし、約300万人(日本の10倍以上)からの兵員を養えるということです。 日本の人件費の高さは皆さんご承知の通りで、これが日本の兵員数の少なさにも影響しています。 人件費を削るのは、彼らの生活保障のこともあり、難しいと言えますが、装備についてはもっと安く導入できるよう、民主主義国家に対しては輸出できるようにするのも一案だと思います。 現況では、日本人は、保有している兵員数、装備の質・量に比しかなり余分な税金を払わざるを得ない制度になっているということです。 平和主義を貫くための無駄と割り切らないといけないのですかね。
お礼
お礼が遅れてすみません。ありがとうございました。大変参考になりました。
軍事力は、軍事費で表しています。 少し古く、1998年の統計ですが、米国が2,659億ドル・ロシア539億ドル・フランス398億ドル・日本370億ドル・中国367億ドル・英国366億ドル・ドイツ324億ドルとなっています。
お礼
ありがとうございました。お金にしても、戦車台数にしても公表しにくいでしょうね。秘密兵器という場合もあることですし。
いろんなシステム導入や弾道弾追跡研究など、諸外国との共同研究などで実用に耐えるものも考慮されているなら、あながち日本は軍事費だけが突出して、実体がないとはいえないとも思います。 民間の協力で開発されたものも軍事力ですし。 あと以前、私が質問した内容で、アメリカ軍に採用されている日本の技術について、リンクしておきます。
お礼
ありはとうございました。日本の軍事費の使い方を知ることができました。
- SCNK
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日本の防衛装備品の値段が常識はずれなのを知っていますか。ちょっとした部品が数十万円というのはざらです。金額だけで比較すれば確かに軍事大国ですよ。軍事費大国といって欲しいですね。
お礼
ありがとうございました。#一、#2さんのおっしゃる通りお金でしたか。
- kawakawa
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日本の軍事費の47%は人件費といわれています。 つまり,実質的な軍備費は半額なんですネ。 中国の軍事費には兵器開発費や兵器の購入費,兵器の生産費といった,本当に大金を要するものは含まれていません。 2002年の中国の軍事費は1662億元ですが,日本と同じように兵器購入費他の経費を加算すると,おそらく8000億元を超えるでしょうネ。 つまり,中国の実質の軍事費は少なくとも12兆円を超えると考えられます(日本の5倍程度でしょうか)。 このように軍事費というのも計算根拠が国によって異なっていますから,一列に考えることはできません。 そして,数は力なりというのは,中々通用しない世の中になっていますので,単に船のトン数が多いとか,飛行機の数が多いとかいったものでは,単純に軍事力を比較することはできません。 軍事費が国家予算に占める割合というのは一つの尺度として考えても良いかも知れません。 その国がどれほど,軍事を優先しているかということを示す指標となり得るものですからネ。 銃に弾の数が十分に供給され,航空機も予備タンクをつけ,十分な数のミサイルを配備し…といったことをきちんとすれば,日本の軍事力は中々のものということもできるでしょうが,現状では寂しい状況と言わざるを得ません。 以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございました。各国それぞれ基準が違うのですね。自己申告でしたら各々勝手な基準で言いますね。
お礼
ありがとうございました。なるほど、お金でしたか。 日本の90式戦車というのは国産なのですか。やはり輸入ということになれば又問題が生じるのでしょうね。