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マンションの屋上に太陽光発電装置を敷き詰めるための費用は？

2009/03/18 09:39

うちのマンションは２４階建４５０世帯の大規模マンションです。屋上のスペースはヘリポート以外の敷地は無駄になっています。ここに太陽光発電装置を敷き詰めると、エレベーター、照明などマンション共用施設の電気代がもしかすると賄えるのではないかと期待しています。設置するのには、およそどれくらいの費用がかかるでしょうか？また、発電量などは期待するほど出力されるのでしょうか？費用対効果を知りたいです。

yamadandan
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自然環境・エネルギー
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IsaOshieteGoo
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2009/04/02 17:43 回答No.3

電気工事会社で、１年前から太陽光発電のほうも担当しています（専門は電気では無いのですが・・・）回答は、MagMag40さんのおっしゃる通りです。設置可能な面積が不要なのですが、例えばシャープ製の180Ｗモジュール http://www.sharp.co.jp/sunvista/industry/product/module.html （大きさ　約1.3ｍ×1.0ｍ）を56枚設置すると、180Ｗ×56枚＝10,080Ｗで、ちょうど１０ｋＷです。年間発電量は、最適角度で設置した場合、おおよそ定格出力の1,000倍になります。従って、１０ｋＷシステムの年間発電量＝10×1,000＝10,000ｋＷｈ　です。東京電力の電力買取金額が、高圧電力で12.51円（夏季以外）、13.59円（夏季） http://www.tepco.co.jp/csr/pricing-pc/taiyoukou.pdf なので平均12.8円としても、発電による収益は、12.8円×10,000＝￥128,000程度です。さて設置するのにどれくらいの費用がかかるかというと機材費＋工事費で、おおよそ１ｋＷ当たり100万円はかかります。今回は後付け工事で、しかも２４階の屋上ということで、機材の搬入などが相当苦労すると予想されるので工事費はもっと上がるものと思われます。まあ100万円／ｋＷとして、１０ｋＷ×100万＝￥10,000,000・・・一千万円はかかります。そうすると、元を取るのにどんだけかかるか？￥10,000,000／128,000＝７８年かかりますΣ（￣▽"￣；）ですから、元を取ろうなどというのは、とてもじゃないけど無理です。さらに、太陽光パネルは基本的にメンテフリーなのですが（清掃・目視点検程度）パワーコンディショナという、運転を制御したりする機器が必要です。それが機械モノなので、１０年～１５年程度で多分ダメになります。１０ｋＷのパワーコンディショナだと現在１００万弱程度ですが、それの更改費用が１０年毎くらいに必要となります。しかも、最近は太陽光発電設備の建設に対する補助金が強化されてきていますが残念ながら、集合住宅で補助金の対象になるという話は、聞いたことがありません。もう何年かすれば、状況も変わってくると思いますが・・・まだ時期尚早という感はぬぐえません。　＃こちらも参考までにどうぞ　＃ REJAニュース | マンションに太陽光発電が普及しない理由―固定価格買取制度と電力完全自由化の議論を！　＃ http://news.realestate-jp.com/?eid=976581 ただ、マンションの管理費を月何千円かアップすれば、設備を設置する費用はまかなえると思いますがマンション全員の了解を取りつけるのは、なかなかに大変なことではないかと思います。以上ご参考まで。

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MagMag40
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2009/04/01 21:03 回答No.2

ゼネコンで電気設備設計を専門にやっております。影の影響を受けない実際の設置可能面積が不明なので、具体的な数値でのアドバイスが出来ないのですが、現在の標準型とされる多結晶太陽電池の場合、1m2で0.14ｋＷ程度の定格出力となっております。その１０００倍が日本の平均年間発電電力量とされております。よって、太陽電池面積が１００m2あれば、０．１４×１００×１０００＝１４０００ｋＷ／ｈ程度は発電が期待できることになります。高圧受電設備の場合で、１ｋＷ／ｈを１５円とすれば、年間２１００００円程度の電気代削減効果があることになります。但しこの計算にはイニシャルコストや保守費などのランニングコストは含んでおりません。現時点では一般住宅での設置で、１ｋＷあたり７０万円程度、産業用での設置で１００万円程度必要となっております。（マンション共用部設置の場合は、産業用の扱いとなります）ドイツあたりと比較して国の補助制度が貧弱な日本では、残念ながら最終的な損益を考えるのであれば、全く割に合わない設備と言わざるを得ません。現段階では、あくまでも環境改善に投資すると言った考え方や、企業イメージアップのために設置するとの考えが主目的とされております。以上のことをご参考にしていただき、設置効果を検討してみて下さい。