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酵素の活性部位での結合は?
酵素と基質は活性部位で結合して酵素基質複合体を つくります。その時の結合の力はネットで調べてみたところ、 水素結合・イオン結合・疎水結合などである、とありました。 しかし水素結合や疎水結合なんかはとても弱い結合である はずです。それなのに瞬時に次々と酵素と基質が結合して いくのはなんかイメージに合わないような気がします。 詳しい方なんとか納得いく説明をしていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
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それぞれで結合の性質が違っているわけです。 ある1つの分子が蛋白質に結合することを考えた場合、イオン結合だけで結合する場合、とイオン結合と疎水結合で結合する場合では、飛躍的に結合力が異なります。例えば、イオン結合でのKd値を仮に10μM、疎水結合のKd値を10mMとすると、その両方を用いて結合する分子の場合のKdは、10^-6x10^-3で10^-9、つまり1nM程度になると、理論上は考えられます。これは、片方の結合で固定されている場合の自由度は極端に制限されていることに起因してこのようなことが生じるわけです。ですから、個々の力は弱くても、複数の結合力でサポートされているinteractionの力は強くなるのです。 だいぶ、scientificでなく 書いたので誤解があったらすいません。 Fesik SW.の論文に詳しくでています。
お礼
なるほど! 個々の力は弱いがそれが加法ではなく乗法として 考えていくと強い力になりますね! とてもわかりやすかったです。 回答ありがとうございました。