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ホコリは常に帯電しているもの?
現在、『マンガでわかる電気』という本を読んで、電気について勉強しています。 その中で、静電気によるクーロン力を利用した機器で[イオン式?]空気清浄機が挙げられていて、クーロン力によってチリやホコリを吸い付ける、とあります。 チリやホコリというものは、基本的に帯電しているものなのですか? そもそもチリやホコリが何なのか、よく分かりません。 よろしくお願いします。
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チリやホコリが静電気によって吸い付けられるのは、必ずしもそれらが帯電しているからではありません。 静電気を帯びた物体のそばに、チリのような物体が来たとします。チリも原子でできており、原子は+電気を持つ原子核と-電気を持つ電子からなっているのはご存じでしょう。以下、チリは金属のような導体ではなく絶縁体で、帯電していないとして話をします。 仮に、静電気を帯びている物体が+電気だったとすると、その静電気によってチリの中の原子核は物体から遠ざかる向きの力を受け、電子は物体に引き寄せられる力を受けます。この結果、チリの中の電荷の分布がわずかにずれ、+電気を持った物体に近い側に-電気が、遠い側に+電気が現れます。これを「誘電分極」といいます。 (現れる電気の電気量は、+-で同じ量です。) チリに現れた-電気は物体に引かれ、+電気は物体から反発されますが、クーロン力により、距離の近い方が大きな力になりますので、結論としては、物体に引かれる方の力が大きくなり、静電気を帯びた物体に吸い付けられることになります。
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- fjnobu
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静電気は、機械の中で高電圧を作っているので、ホコリやチリは帯電していなくてもくっつきます。同じ電圧で帯電していればくっつきませんが、そんなことはまずありません。 チリやホコリは空気中を浮遊している小さな物体で、大きい物では糸くずや紙の切れ端など、小さなものではウイルスや花粉なども浮遊しています。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、+の電荷があれば、-の電荷が寄ってくるために、より強いクーロン力が働くわけですね。