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私と二人の自分
私はずっと他人から見て劣っているのじゃないかといった他人からの評価というものを気にし過ぎて、今では自分というものが何なのかわからなくなっています。やりたいことにはやれることが、自由には束縛が、常につきまとい、自分が感情的過ぎて、あまりにも傷つきやすくて、社会不適格者であるような自分を持て余して、どのように自分と付き合って行けばいいのかわかりません。 主体的な自分と、客体的な自分。 感情的な自分と、論理的な自分。 見る自分と、見られる自分。 思う自分と、思われる自分。 自由に振舞う自分と、義務を果たす自分。 こういう対立的な区別があって、今まで私は左側に書いた自分というのが、本当の自分だと思ってきました。けれど、社会で生きていかなければならない以上、義務を果たさなければならない場面というのはすごくあって、だから右側の自分もすごく大事で、それを嘘の自分だと言うのは違うような気がしてきました。 それで、そういった対立する二人の自分を、ただ認識する存在として「私」がいると考えました。 私は今、このような段階、状態にいるのですが、何かおすすめの本などありますでしょうか?
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I(左側)とme(右側)ですよね。 Iは自分が基本の私。 例えば学校から帰ってまずテレビが見たい私。 でも、親ら望む私meとは、学校から帰ってまず宿題を済ませる私。 自分から見た自分と、親から見た自分(あくまで自分からみて相手はこう私に望んでいるだろうと言動から推測)と二人の自分があるわけです。 で、Iは固定ではない。 変化する性質を持っている。 外部からの要望を聞き変化することもある。 親が望むであろう自分は、まず宿題をすることですよね。 でも私はテレビも見たい。 では親から期待される自分と自分が望む自分 両方を満足させるには、「おかあさん 今から6時まではテレビを見て、その後ご飯食べて風呂に入って8時から3時間勉強をするよ」と言う。 Iがmeの役割も取り入れ、別の主体的なIになるわけです。 他人が望む私だけじゃなく、私も満足させる新たな自主的なI。 妥協とかじゃなくて、自分も殺していない新たなIを獲得して、周りと亀裂を起こしていない。 そういう柔軟な適合力を持つ人は、社会に溶け込みやすい。 無理しているわけでもなく、自分を殺しているわけでもなく、納得して自分を変化させてIとmeを統合して新たなIを作っている。 文書を読む限り、順調に自己確立をしていると思えるのですが、、、 お勧めの本・・・んーーーーーー んーーーーーーー。 今の心境を聞いて思い出すのがゲド戦記のアースシーの風のテナーかな? テナーの場合は強制的にIを奪われmeの人生を送った。 儀式において「私」というものが殺され、墓所を守る巫女というグループのため名も無きものに仕える大巫女という役割を担わされた。 テナーの意志など関係ない、強制的に集団にとっての利益となるテナーなわけで、個人としてのテナーはいないんですね。 ところがテナーは完全に殺されていたわけではなく、ひそかに私を持ち続けていた。 周りが自分に期待する墓所を守る巫女を演じながらも、自分を保っていた。 で、テナーはゲドによって墓所から連れ出されたとき、今まで墓所を守る巫女という大役をやることでみんなの期待に応え、そこに自分の存在価値を見出していたが、墓所から連れ出され、大巫女という立場ではなくなったことで、足元が不安定になり、連れ出したゲドを殺そうとする。 ゲドはその心情を理解したので、テナーの殺意に気づかないふりをしてあげる。 自分で解決すると信じていたと思える。 テナーはゲドと別れて普通の人間の男と結婚し、子供も産むんです。 そんなすごい人生を送ったテナーですが、アースシーの風では、自分のアイデンティティーがわからなくなり恐怖心でいっぱいになる。 これではよくない じゃあ どうならいいのか わからない 不安だ ってわけです。 熟年になったテナーですが、それでも自己確立を完了するにはまだ若すぎた。 一人じゃ辛いでしょうが、ゲドが側にいて嵐の中を翻弄される木の葉のようなテナーを見守っていました。 結局 自分がこれでいい と納得しない限り、どうにもならない。 これでいいと他人はその人を納得させることはできない。 が、自分はできる。 そのためにはたくさんの経験を積むしかないと思うし、時々ふりかえって「これも私が選んだ道」と確認して過ぎ去ったことを受け入れることだと思うんですね。 まあ どんな人生でも、たとえ他人の期待に応じてばかりいたとしても、その人本人がまぎれもなく私が選んと承認するのなら、それは主体的な人生だと思います。
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- magga
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「「やさしい」って、どういうこと? 」がオススメです。 生命としての基本的な働きと、希求を認めることの重要性がわかりますし、実践すると結構すぐに結果が出てきますよ。 幸せでありたい 悩み苦しみは嫌だ 努力が実ってほしい 今なすべきことが、すぐにひらめいてほしい という生命の基本的でかなうべき希求があることを 自分・周りの生命・生きとし生けるものにあるという事実を自分に言い聞かせていき納得するほどこの世でいきやすくなると思います。 かなりオススメですよ。 僕自身も何回も読んで自分に言い聞かせてますw 幸福であれノシ
お礼
ありがとうございます。 『「やさしい」って、どういうこと? 』読んでみますね。それと、のしの意味を検索して知りました。 kaitara1様、高校野球の連想なのですけれど、貴方はどこにいると思うか自分で考えてみては?ということですね。何か答えみたいなものを与えられるのを待ってしまいました。そそっかしいまちがい。 みなさまありがとうございました。おすすめして頂いた本を読んだり、考えたり、あんまり悩まないようにやっていこうと思います。 それでは! (^-^)ノシ
本ならば養老孟司氏の著書はどうかと思います。古典になりますが寺田寅彦もよいと思います。それと日常生活の具体的なことどもに価値や意味を実感できているでしょうか。このことと二つの分離が解消することと関係があると思います。くだらない連想ですが甲子園で高校野球が行われているとき闘っている選手と観客席にいる人とたまたま外を通行している人がいたとした場合貴方はどこにいると思うでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 養老孟司さんと寺田寅彦さんの本、是非読んでみます。 日常は充実していないですね。それは誰のせいだとも全く思えないので、完全に自分のせいだと思っているのですが、それでロマンティックな妄想を膨らませているようではと自己嫌悪するようなパターンがあります。 割と言われる「本当は単純なことで(が)~」みたいなことに、同意はするのですが、そうは言われても、というところもあります。自分で納得できないのか何なのか、自分で悩む方向に向かっているような……鬱陶しい性格です。 連想ゲーム(?)、心理テストですが、「たまたま外を通行している人」にしてみます。
- bananasand
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感情的な自分と、論理的自分は別として・・・ 典型が、思う自分と、思われる自分ですね。 でも、実際は、思う自分と思われると思っている自分なのでどちらも主体的な自分です。つまり、客体的な自分は、客体的と想像している主体的な自分です。 したがって、左側は自分で、右側は鏡に写った自分なのでどちらも そのままの自分です。対立しているのではなくて、自分の中で認識を循環しているのです。 同じように自分と社会も、自分の外側に社会があるから、摩擦と対立の立場をとりやすくなります。むしろ自分の中に社会があるという立場にしたほうが自分を見失うことが少なくなるのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 確かにちょっとそぐわないみたいです。 思われる自分は自分が思っている……なるほど。私はおそらく自己愛というのが強いと思うので、鏡の喩えもよくわかったように思います。
- binta1015
- ベストアンサー率33% (35/103)
サトシ・マイナス/早瀬乱 http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3821 この本読んだ事ありますか? 質問の内容がこの物語の主人公と重なったて見えたのですが、未読でしたらなにか感じるものがあるかも知れません。 自己啓発の本でもありません。 大まかなストーリーは、とある理由から少年時代に自分を2つの人格に分けたサトシが、大人になってからその人格と向かい合うという話なのですが、単純に人格を分けてくっつけるという話ではありません。 あと、私が尊敬する大学の助教授が言っていたのですが、天才を定義するとしたら、天才は頭の中にたくさんの人格がいるそうです。 論理的な考えで研究をしていると思えば、次の瞬間には感情を放出し、子供の目のような輝き放っているような人に、天才が多いそうです。
お礼
ありがとうございます。 読んだこと、ありませんでした。おもしろそうです。 あー、じゃあ私も天才かも知れない(笑)。そんなわけありませんけれども、そういう人には会ってみたいですね。
- hosiboshi
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今の日本ではこういう心の状態が普通だと思います。 したいことやりたいこと、自由になりたい。 それに義務やしがらみ、社会、経済的理由、立場、状況、周りの人たち義や倫理観、道徳、心の有り様、強さや弱さ。 道徳観や、義務感が強くても、心が弱ければなにもすることができない。 また身動きが取れない状態になるのが普通です。 それでも社会と折り合っていくには、心が強くなるか、大人になる。 何かを見つけるしかありません。 本屋さんに行って、これなんかいいんじゃないかなという本を見つけるにしても一冊で全てが解決するのもあんまり無いと思います。 道が開けたり良い本だと思ったり、全て解決する場合もあるとは思いますが、良いと思える本を見つけて、それに通ずる良書をたくさん読んで、自分を強く、または運を高めていけば、道も開けてくると思います。 今は難しい世の中です。 あなたの有り様も、悩んでいる姿も、決して劣った人ではありません。 時には気を楽にする時間や方法を見つけることだけでも、大切な作業だと思います。 文字や体裁を気にせずに、心を素直に。正直に。 http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E5%8E%9F%E7%94%B0-%E7%9C%9F%E8%A3%95%E7%BE%8E/dp/441303449X
お礼
ありがとうございます。 そうですね。やることはやって、のんびりする時間はのんびりして、そういうのが大事ですよね。 おすすめしていただいた本、よさそうです。是非読んでみます。
大変にうらやましいですね。 こんなに自分を見つめられるなんて・・・ 私から見れば若いエネルギーでいっぱい、という感じです。 あなたが社会不適格者だとしたら 世の中すべての人が社会不適格者ですよ。 私から見た解決策は一つだけです おすすめの本など一冊もありません。 それは 自分を開くことです。 開かれた自分になることです。 比べることを止めて、あるがままの自分を社会に向かって開くことです。 比べたらきりがない きりが無いことに迷っているうちに、貴重な時間が過ぎていってしまいます。 自分の長所も短所もあるがままでいいのではないですか 臆することなく、自信を持って 言うことは言い、やる事はやり 堂々と前向きに進んでください。 もし、失敗したとしたも あなたなら大きなミスはしない 私にはそう思えます。 大丈夫です 自分に自信を持ってください。
お礼
ありがとうございます。 「大丈夫」とか「自分に自信を持って」とか、その言葉が本来持っているはずの意味に、あるいはその後ろにある誰かの感情に触れられたとき、いつも不思議な気持ちがします。 そういうものを素直に受け入れられるような自分になれたら素晴らしいと思います。これからも頑張れたり頑張れなかったりすることがあると思いますが、外を歩いて空を見上げれば、あるがままの自分がここに存在しているということを忘れないでいたいと思います。
お礼
ありがとうございました。 面白く読ませていただきました。変化する性質を持ったIというのは、何だかワクワクします。それとこういう話を聞くと、人称代名詞が格変化する英語というのは面白いように思えますね。英語、全然できないんですけれども。 ゲド戦記未読です。そういえば「指輪物語」と「ゲド戦記」という本の名前は子供の頃に聞いたことがありました。どちらも最近映画化されましたけれど。 是非読んでみます。