- ベストアンサー
研究者に必要な資質について
研究者に必要な資質、能力に関して教えて下さい。 私は、地方国立大学でタンパク質を卒論の題材としています。研究は非常におもしろく、出来ればずっとこのフィールドで研究を続けていきたいと思っています。 ですが、私の通う大学は地方の三流大学で、さらに私は理系にも関わらず数学が一番苦手ときています。 研究者になる方は、やはり有名国立大学を出ていなければやっていけないのでしょうか?また、タンパク質を扱う分野は数学・物理が非常に重要だとも感じています。こんな私に、研究者としての適正があるのでしょうか?
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
今やっていることと、研究室の雰囲気が楽しいので、職業として研究者を選びたいが、 不安もあるので解消したい、ということとして「適性」にしぼって解凍します。 既出ですが、「おもしろい」と思う心が一番大事で、その点では適しています。 ただし、研究の本質がおもしろいのか、日々の実験がおもしろいのか? 研究の背景、現状、将来を把握できていますか? そのためには過去の研究、産業上の問題等を考えることが必要でしょう。 例えば、指導教官のかわりに30分から1時間の講演をまかされて 話をする自信があるでしょうか。 ためしにスライドを作ってやってみてください。 それができていれば、あなたの「おもしろい」は本物で、故に適性があるといえるでしょう。 うちのラボで研究員を採るなら数学の不出来より、そこを重視します。
その他の回答 (7)
この不況の中研究職というのは非常に狭き門となって言うrのをご存知でしょうか?一流企業の研究職となるとほとんどが東大東工大早慶出身者ばかりです。ただ地方の国立大学からも研究職に就けないというわけではないです。ただし研究内容が社会の役にたつひとだけです。
- neuralnet
- ベストアンサー率35% (14/39)
研究者の仕事は誰もが参照したくなるような論文を書き上げることですね。 誰もが読みたくなるような表現力を持った論文を 書くことが一番大事だと思います。 たとえ自分の研究成果が世界で一番優れていなくても、何か オリジナリティをうまく文章で表現することができれば その論文は評価されるものです。 文章表現力があれば、学振や科研費を外部から獲得 する可能性だってぐっと広がります。さらに コンスタントに学会を通すことができるため 研究者の地位として安定感がありますし、出世も早いです。 数学ができれば、研究では大きな武器になりますが、 やはりすごい研究成果を出すにはあまりに時間がかかりますし、 研究の選球眼と文章能力の立ち回りだけでも 十分研究者として勝負できますよ。
- otx
- ベストアンサー率44% (256/576)
大学で研究している者です。 資質なんてわかりません。 才能という言葉は迷信だと思います。 1つだけ言えることは、なるために自分なりに努力して行くことが出来るかどうか、だけだと思います。 それによって凌駕できない才能なんてないと思います。 エジソンも言っているように。 あとは、運ですかね。 間違ってはいけないのは、努力して積み重ねたものが無いと、 運が転がりこんできても生かせないということです。 最後に、こんな質問をこのような場でやるのはいかがなものかと思います。 研究者は自分で考え、きちんとしたバックグラウンドがないものは信用しませんし、自分で確かめて立証していきます。 質問者の身の回りには、大学の先生もいらっしゃるでしょうし、聞こうと思えば直接聞けるはずです。 本気であるのならば、そういうことをしてしかるべきかと。 がんばってください。
- mazeran
- ベストアンサー率42% (221/518)
研究者に必要な資質、能力と聞かれれば、 1.好奇心や探究心が旺盛であること。 2.固定観念に囚われないこと。(物事を客観視できること。) 3.人の意見に流されない、自分の信念を持ち貫く勇気があること。 4.自分が研究者であることを忘れる(考えない)こと。 経験的にこの4つだと思います。もちろん他の人であれば違うと言う方もおられると思いますが、あくまで「経験的」にです。 この4つには、学歴も経歴も数学も含まれていません。 学歴や経歴が必要なのは、その職に就くまでの問題だと思います。 なにせ日本はまだ「学歴社会」ですから。 「研究者」として大切なのは、「この仕事でメシを食おう」などと思ってはいけないことです。労働と考えてはいけないので「時間外勤務」などの言葉も存在しないのです。 あるのは、真実を求める強い気持ちのみ。 一般の職業とは一線を画して考えることが、研究者になってから功績を残す権利が掴めると考えてください。努力が必要です。 ただ、究極の研究者と言われる方々は、往々にして「変人」扱いされますので、覚悟が必要です。 「苦手」と言う意識は捨てること。探求して行くうえで必要な学問だと考えると、私の場合、苦になりませんでしたよ。 ちなみに私は、通常ルートでの学歴はありません。元々は飛行機に乗っていました。 それから趣味の延長のような形である研究で論文を出し、ある制度を使って学位を取りました。 「学歴」をちらつかせるような考えは止めて、「実力」を表に出すような研究者になるように心がけてください。 学歴なんぞ、社会へ出たら何の役にも立ちませんぞ!!。
研究が好きなことは嘘ではないのだと思いますが、ちょっと気になります。研究に憧れているだけではないかと思います。今の研究題材は指導教授に与えらたお見合いの相手のようなものです。相手も貴方を気に入っているかどうかわかりません。相手も義理でお見合いしているようなものだと思います。貴方はその相手を気に入っているのですが、そのお見合いの席上「私は一流大学出てなくて体もあまり丈夫ではありません(数学が弱いです)、こんなわたしでもいいですか」と言っているようなものです。問題は貴方がその相手にふさわしいという自信と生涯一緒に生きていくという自信があるかどうかです。適性というのはあくまで結果論です。結婚で言えば相性のようなものです。相性だって結果論です。矛盾するようですが、私は研究はおろか一般の就職すら危ないという感じがします。問題は一流大学を出ていないことでもなく数学が弱いということでもありません。貴方は日常生活の中で「研究」していますか。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
研究者の資質として必要なのは、出身ではありません。大学に進学するまでは確かに、与えられた範囲内のものをきちんと覚えて理解して使いこなせる資質が必要ですが、所詮それはそれまでに得られた知識以上の何物でもありません。 ところが、研究者としての資質は、今までの知見を越えたアイデアや着眼点が必要になりますから、必ずしも一流の学校をでているから持っているというものではありません。 確かに新しい発見をするためには、その基礎となる学問の蓄積は極めて重要な部分もありますが、それがすべてではないです。 あなたの研究者としての能力は、卒業研究を指導された直属の指導舎が一番よくわかっていると思います。 今のタンパク質・・と言っても分野が多岐に渡っていて、特にタンパク質の構造設計や産業・医薬への利用に関しては企業や大学の研究機関でも人材不足の面はあるでしょう。ただ、実際に実務につくと自分のしたいこと以外のこともしなけりゃならないですよ。特に民間の研究機関に所属すると・・ 需要はあるでしょう。 あなたの適正はわかりません。今の研究内容が面白いというのは適正のひとつでしょう。 それはあなたの指導者が一番よくわかっているはず。まあ、完全ではないですがここでの意見よりは根拠がある。 >タンパク質を扱う分野は数学・物理が非常に重要だとも感じています。 なら、必要になったら勉強すりゃよい。目的があって学べば身につく。
- lbbc
- ベストアンサー率40% (28/70)
多くの生物学者は数学ができません。数学や物理がほとんど必要ない研究もたくさんあります。研究者にも企業か大学か選択肢がいくつかあります。「この(タンパク質の)フィールド」がどの程度広いのかよくわかりません。卒論がおもしろいということは指導教官がよいのかもしれませんね。まずは指導教官と相談してください。コミュニケーション能力は研究者には必須です。コミュニケーション能力だけでも研究の世界で生きていけるようにも思います。よい研究室を大学院で選ぶことがまずは大事だと思います。
お礼
私の情けない質問に、8人もの方々が真面目に回答して下さったことに感謝します。失礼ながら、まとめて8人の回答者さまにお礼を申し上げたいと思います。 具体的な話から厳しいものまで、様々なご意見を頂きました。おかげで私の浅はかな思考にも気づくことが出来ました。さらには、励ましの言葉まで下さり、とても感謝しています。将来・進路の不安が処理しきれなくなり、このような質問をしてしいました。回答にあったように、『研究者』には憧れているだけなのかもしれません。ですが、『研究すること』が好きであることは本当です。頂いた回答を参考に自分の適正を考えつつ、自分が好きだと思う研究のためにどれだけ頑張れるか、試そう思います。貴重なご意見本当にありがとうございました。