- ベストアンサー
伊勢神宮にはなぜおみくじが無いのですか?
タイトルの通り、なぜ伊勢神宮にお守りがあるのにおみくじがないのか教えて下さい。 また、他にもおみくじがない有名所の寺社仏閣もあるのでしょうか。 神道についてあまり詳しくないので、分かりやすい言葉で教えていただくとありがたいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「おみくじ」という形式が存在しないのは、神格としては珍しくない話です。 神道ではおおむね、「おみくじ」というシステムが存在してきた歴史が浅く、推測ですが、「おみくじ」が導入されたのは寺社荘園経済が崩壊してからの話でしょう。 吉兆を占うことは神道では重要な権威儀式であって、それが安易に行われることになる「おみくじ」という制度が一般的に古くから普及したとは思えません。 伊勢神宮がおみくじがない理由は分かりませんが、くじ占いなら伊勢神宮でも行われた可能性はあるでしょう。 しかし、それが一般庶民が簡単にできる「おみくじ」という形式とは考えられません・・・・ なにを「おみくじ」と考えるのか?という問題はありますが、 孔子(みくじ)という形式ならば、10世紀には見られます。 1242年に、鶴岡八幡宮で天皇を決めるのにくじを引いたという記述もあります。 総括としては、 まず 「おみくじ」は確認できる限りでは、室町以後の新しいシステムであった。 伊勢神宮が安易に拝金主義に陥らず、伝統的な占い形式を守り続けたから という回答になります。 おみくじが大陸由来というのは、根拠がありません。 大陸でも、「おみくじ」のようなシステム(商業主義的に安易に占いを行うシステムがありません)は見当たりません 悪意的な見解ですが、資金不足に陥った(寺社系荘園経済の崩壊)結果、祭事を簡易化させ、資金集めに奔走した結果が、おみくじ・・・という可能性は高そうです。
その他の回答 (2)
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
中華民国に義理の親族の所用で渡航した先日、道観に立ち寄りましたら、おみくじがありました。 無料なんです。それは次に何を供えるかのお知らせなんですが、古い道具でまぁ字も記号も読みにくい、筮竹状のものを自分で引き出すのです。 それとま太極の中の陰陽を象ったようなものを投げて占うものでした。 やはり日本からの輸入なのでしょうかね。私ももちろん大衆ですが、大衆ってどこでも、いろいろ習合してしまうのでしょうかね。 そこはタオが中心でしたが、左右の脇には真言の密教と儒教もありました。 そう孔子と空海の祠です。儒教とタオはあまり相性があるはずはないのに、脇に侍しているのですね。 どうも私たちの日常の生活って何でも、どこの国でもまざりっこしてしまうのでしょうかね。民俗というものの面白さですね。 それにしても、bismarks05さんのご回答で、孔子(おみくじ)とあるのは面白いですね。 ご解説を賜われれば、嬉しいですね。
- soan-do
- ベストアンサー率29% (324/1108)
おみくじは大陸由来のものであり、真に日本の神社である伊勢神宮では、大陸由来のものはないという説と、伊勢神宮にお参りした時はいつも吉であるという2つの説があるようです。