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クラッシェンのモニターモデルの長所について

クラッシェンのモニターモデルについての質問です。短所はいろいろな書籍・ホームページに記載されていますが(アウトプットの必要性など)、長所についてきちんと述べているものが見つかりません。 結局モニターモデル理論の優れている所、長所って何なのでしょうか? また、実際の英語教育にはどのように生かされているのでしょうか?

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  • moguyan
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回答No.1

 クラッシェンの理論はわかりやすくて私は好きですが、直感に頼る部分が大きく、後年だいぶ批判されていますので、どうしても短所が目につくのでしょう。  モニターモデルには5つの仮説がありますが、一番有名で長所となるべきところが多いのは、情意フィルタ-仮説(the affective filter hypothesis)だと思います。  大量の英語のインプットを行うのにフィルターがある、つまりハードルが高いとインプットが妨げられます。英語に対する苦手意識や恐怖心、間違えると怒られるなどの不安などが具体的なフィルターです。これらのフィルターを取り除いてやれば、自ずとインプットの質も量も増大するという考え方です。  この理論の教育現場への応用は多岐にわたります。要は生徒をリラックスさせてのびのび学習させる方が頭に入りやすいというわけです。例えば ・英語の授業にゲーム的要素を組み入れる ・英語の歌や映画を活用する ・先生の雑談や世間話など は英語の教師ならだれでもやっていることです。この理論的背景がクラッシェンということになります。

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