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施行と適用について
法令用語で施行と適用がありますが、具体的な使い分け方を教えて下さい。
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簡単に説明します。 施行とは、新たに制定(改正)された法令を実施することであり、施行の日が効力発生の日です。 適用とは、既に施行されている(効力を発揮している)法令の規定を現実の事件に当てはめることです。
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- Bokkemon
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個人的解釈かもしれませんが。 法律そのもの(全体)が効力を持つようになることを「施行」。 個別の事例で法の定めが効力を発揮することを「適用」。 法律の末尾にある「附則」で、「改正第●条の施行に際し、改正施行前における事実には、なお旧法の定めを適用する」という記載がついていることがあります。 また、裁判でも「●法施行前における事実には、●法第●条を適用する余地がない」などと述べるものがあります。 このような例を見るとわかりやすいのではないでしょうか?
お礼
早速の対応有難うございました。 文例をあげての説明すごく分かりやすかったです。 参考になりました。
- daytoday
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消費者契約法で説明しますと 同法の附則(法律の最後に付いています)では「この法律は,平成13年4月1日から施行し,この法律の施行後に締結された消費者契約について適用する。」となっています。 これによりこの法律は平成13年4月1日から一般的に効力が発生しています。この法律の各条文にある規定全般が国民(具体的には事業者と消費者の関係ですが)に向けられることになります。 そして,例えば消費者に重要な事項について間違ったことを言って勧誘した場合に同法4条を「適用」して契約を取り消すことができることになります。 抽象的に言えば法令の効力について,「一般的な発動」を「施行」といい,「個別・具体的な発動」を「適用」ということになります。
お礼
法律の例をもとに分かりやすい説明有難うございました。 とても参考になりました。
お礼
回答文書は短いですけれどもすごく理解しやすい内容でした。 助かりました。有難うございました。