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なぜ?お湯を沸かす?
表題のまんまなんですが「お湯」って沸いてますよね? よく「お湯が沸いた」と言いますが正確には「水」が沸くと「お湯」になるんですよね? それとも水の温度(沸点)が100℃の場合は「熱湯」で「お湯」は80℃位になるんでしょうか? 理系の方、文系の方問わずご意見頂ければ幸いです。
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この種の質問を、大昔TVで見た記憶があります。 その時は、言語学かなんかの先生が回答していたと思うのですが、ようするに 結果を先に言ってしまう表現方法なのだそうです。 「お湯を沸かす」の他にも 「ご飯を炊く」→お米と水を火にかけて調理して出来たものがご飯 「ホームランを打つ」→投手の投げた球を打った結果、本塁打になった (ホームランを打てれば野球選手は苦労しない) 「恥をかく」→意図したのではなく、その行為が結果的に恥しいものになった 英語や仏語には「お湯」という言葉がないので、「水を沸騰させる」という言い方になりますが、「ホームランを打つ」などはそのままの表現を使いますよね。 こうしてみると、言葉って面白いですね。
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- Ononomiya
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何やら、「沸かす」という言葉の意味が「熱する」と同義であることが前提になっているようです。確かに、「沸かす」=「熱する」だとしたら、「水を沸かして、お湯にする」という表現が正しいでしょう。しかし、そうではないのではないでしょうか。 思うに、「沸く」は「湧く」と同語源であり、その原義は、「泉が湧く」と言うように、「下から何かが上がってくる状態」だと思います(*1)。これを「お湯が沸く」という現象に当てはめてみれば、「お湯が沸騰してゴボゴボと泡が下から上がってくる状態」を指して「お湯が沸いている」と、古代の人は表現したことが推測されます。 すなわち、「湧いている」とは「ゴボゴボと沸騰している」ということなのです。そして、今ここで「ゴボゴボと沸騰している」物体は何かといえば、「水」かつ「お湯」なのですから、「お湯が沸いている」という表現には何ら不思議はないのです(*2)。そして、「沸いている」状態にすることを「沸かす」と言うのですから、「水を熱して、お湯を沸かす」ということになるのです。 「風呂を沸かす」という表現があります。昔は「40度に温め、その状態を保つ」などということが不可能ですから、沸騰するようなお湯を作ってから、冷ますなり、水を埋めるなりしたんですね。だから「風呂(の水)を沸かす」わけです。 (*1) これは推測です。「湯、わかす」というのは万葉集にもでてくる表現なのですが、これ以上は遡れません。 (*2) 「沸いている」物体を「水」とも呼ぶわけですから、「水を沸かす」という表現も間違いではありません。
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 沸く=湧くと同類項だとするならばまさにこの通りなんですね。 水がごぼごぼ沸騰しない温度でも、水面下では対流が起こり正に下から上に上がってくる状態でしょうね。 なかなか鋭い意見ありがとうございます。
- ajyapa-paso
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専門的な回答ではなく、私個人の考えなのですが… 科学的根拠のものではなく、文章的な表現ではないかと思います。 まさしく『お湯』というのは、水を沸かして出来上がるものですよね。 『水』を沸かして『お湯』という状態になったわけですから正確には 「水が沸いた」…というのが正しいと思います。 ただ、こう言うと、第三者が「みずがわいた」と聞いた時に 「水が湧いた」…と勘違いされることがあるかもしれません。(笑) そこで長~い生活の経験による先人の知恵(かどうかはわかりませんが←ぉぃ)から 「お湯が沸いた」と表現されるようになったのではないでしょうか。 余談ですが、私は、「水が沸いた」よりも、「お湯が沸いた」の方が 湯気のたったあったかい湯がすぐに頭にイメージされますねぇ。 そういえば、こういう感じの使い方の言葉って結構あるかもしれませんねぇ。 たとえば…「ご飯を炊く」……もう、炊けてるって。(笑)
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 なるほど「水が湧いた」ともとれますよね。確かに「お湯が沸いた」の方が暖かいイメージになりますね。 感覚的なイメージも表現では重要だと思います。 ユニークなご意見、ありがとうございます。
- ao_kage2003
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水を沸かす と お湯が沸いている 状態になる。 沸く=湧く==>熱で暖かくする(生じる)の意味なので 温度が上がれば沸いているわけですよ・・。(ちょっと苦しい;) 沸点というのは 水の沸点が100度なだけで、沸騰はしているが、それ以下が「沸いていない」の基準にはならない(ちょっと屁理屈なんだけど)。 お湯も使い道で温度が違いますからね・・お風呂の場合なら40度だろうし、飲むなら60度以上必要? 体温より温度が高ければ「沸いている」と思います(私的には) 辞書でいろいろ見てると、”知恵の輪”っぽいけど、それほど矛盾しているようではなかったです。辞書みてみて。
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 確かに100℃以下が沸いていないとは限りませんよね。 ということは「沸いている」というのは使用する用途によって沸いていなかったりするということですね。 同じ40℃でもカップラーメンを作るのと風呂に入るのでは沸いていたり、沸いてなかったりするでしょうね? ご意見ありがとうございます。
- Methyln
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お湯にあまり温度というのは関係ないかと。 お風呂に入る"お湯"は40度前後ですし、人肌よりすこし温度が低いものは "ぬるま湯"といいますし。 ある程度の温度の水を"お湯"または"ぬるま湯"と言うんじゃないでしょうか? 皮膚にかかった時には80度だろうが100度だろうが"熱湯"といいますので、 手で触って瞬間的に熱いと思えば"熱湯"かと。 となると"ぬるま湯" -> "お湯" -> "熱湯"かといえば、そうでも無いし。 "ぬるま湯" -> "熱湯" (すべてを含めて"お湯")が正しいのでしょうか? あまり"正しい","正しくない"なんてのは、いいたくないですけど。
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 確かに皮膚にかかれば100℃だろうが80℃だろうが熱湯ですよね。 お湯に温度は関係ないのでしょうね・・・。 ありがとうございます。
- nyatann
- ベストアンサー率29% (121/406)
言われてみれば確かに不思議ですよね。気になったので調べてみました。 変化をした後の状態を目的語に取ることが出来る動詞(この場合は「沸かす」)があるんですね。下記のURLを見てみてください。
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 こんなページがあるんですね・・・。 物理的にはおかしい表現だけど、文法的にはおかしくないといったとこでしょうか? わだかまりが消えたような気がします。 ありがとうございました。
日本語での「お湯を沸かす」という表現は、今ここにある「水」という対象物を沸かすという感覚ではなくて、「水を熱して、それが沸いた『お湯』という状態にする」という感覚が元になっています。 対照的に英語などでは、「お湯を沸かす」という表現はありませんし、100℃になっても「水」は「水」です。 ですから、これは物理の問題ではなくて言語表現やその背景の文化の問題です。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 やはり文化的背景があるんですね・・・。 英語ではこの様な表現はないんですか・・・。 日本語って難しいですね・・・
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 先に結論を言ってしまう表現方法と言われればその通りでしょうね。 (他に返す言葉がないです・・・) しかし「倒置法」の変形でしょうか?私、文系苦手なんでよく分かりませんが・・・。 皆様の色々なご意見を頂戴できて大変満足しています。