- ベストアンサー
通訳を介した会話について(ベトナム語)
- 通訳を介した会話において、日本語の曖昧さが問題になることがあります。
- 例えば、「自宅から会社に行くにはどれくらいかかりますか?」と尋ねると、通訳者が「どれくらい」という表現の意味を確認する必要があることがあります。
- 曖昧さを排除し、明確な会話をするためには、主語を省略せずに話すことや、表現の意味を明確にすることが重要です。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ベトナム語は学んだことはありませんが、複数の言語の学習歴があります。 曖昧さがある言語は日本語だけではありませんが、日本語で区別しないことを区別しなければ翻訳しにくい言語はたくさんあります。 例えば 1)わたしはサッカーが大好きです。 →(中国語)見るのが好きなのか、するのが好きなのか 2)わたしには弟がいます。 →(英語)ひとりなのか、ふたり以上なのか 3)わたしは車の運転ができません。 →(中国語)免許を持っておらず運転の仕方そのものを知らないのか、免許は持っているが酒を飲んでしまったなどの事情があってできないのか 4)友達は学校の先生です。 →(アラビア語)男なのか、女なのか 5)牛 →(英語)雄牛なのか、乳牛なのか、肉になった牛なのか 日本語では区別するが、外国語では区別しないもの 6)(英語)I have a sister. →姉なのか、妹なのか(「女のきょうだい」と上手に訳す通訳もいます。) 7)(朝鮮語)내게는 동생이 있습니다. →弟なのか妹なのか(「目下のきょうだい」と訳す通訳もいます。) 朝鮮語の文字化けはこちらで直せます。 http://suin.asia/oshiete_goo.php 8)(英語) 元大関の小錦氏は現役時代、海外のマスコミに英語で「相撲はfightだ」と言ったところ、通訳がfight=喧嘩と誤訳し「相撲を喧嘩とは何事だ」と相撲協会から呼び出されて謝罪させられたことがあります。 彼の言おうとしたfightは「闘い」の意味でしたが、英語では闘いと喧嘩はあまり区別をしません。 日本語でも曖昧な表現はいくらでもあります。 9)母親は子供にご飯を食べさせた。 →母親が子供の口に直接食べ物を入れて食べさせたのか、母親が食事を用意して食べるよう命令し子供が自分で食べたのか 10)わたしは今日髪の毛を切った。 →自分または誰かの髪の毛をわたしが切ったのか、理容師に頼んで切ってもらったのか 11)この店はいつからやっているんですか? →開店時刻を訊いているのか、営業を始めた日を訊いているのか こんな話もあります。 12)うどん屋での会話。 「わたし、たぬきうどんにするわ。あなたは?」 「じゃあ僕、きつね。」 →「わたしはきつねです。(I am a fox.)」という意味にはならない。 13)テレビを見ていて電話がかかってきたときに、 「うるさいからテレビ、小さくして。」 →テレビの「音量」を小さくしてくれという意味であり、直訳してテレビそのものを小さくするにはぶっ壊すしかない。 14)歯科医院で親知らずを抜いた。 →厳密には使役か受動形で「歯科医院で(歯科医に)親知らずを抜かせた/抜かれた。」 通訳はこれらを状況や言語事情に合わせて判断して訳すのですが、その読みが外れると誤訳となる訳です。 あなたがあれこれ考えてもきりがありません。 その通訳さんには「不鮮明な部分があったら言ってくださいね」と言っておけばいいと思います。
その他の回答 (3)
- convit764
- ベストアンサー率18% (142/767)
ベトナム在住10年です。 <どのくらい>が分からないのは、通訳の能力不足。 ベトナム語では、どのくらいは BAO NHIEU なんとか、MAY なんとか、と疑問詞のあとに具体的な 物の名前がくるので、通訳さんの気持ちはわかりますが。 1、通訳の語学力に合わせた会話を心がける 多分、小学6年生レベルで話せば、通訳も分かるのでは。 2、通訳を変える 最近のベトナムでは、能力のある日本語科卒のベトナム人 はいい就職先が多くなってなかなかコンタクトがしにくいです。
お礼
ありがとうございました。本国ではそのような状況ですか。私としてはわかりやすい言葉を心がけます!
通訳ではありませんが海外で来訪者の通訳経験があります。日本語を話す人が全く外国語が出来ない場合は、話すスピードぐらいしか気の使いようがありません。 従って聞き返すのは仕方がないことです。 *日本語が分からない(何を言いたいのかあいまい) *専門用語が分からない *ニュアンス(感情も含め)が分からない このような状況下ではネイティブ並みに出切る帰国子女でも会社の幹部の通訳は困難で、通訳の時間より日本語での確認に時間がかかり、相手は通訳に不信感を抱くことになるでしょう。 通訳を使う人にも慣れが要求されます。(通訳者の実力を勘案して話すなど) 通訳といえども万能ではないこと、通訳するのが難しい日本語表現があることなどを理解してもらえれば通訳は助かるでしょう。外国語の知識がある人なら主語、目的語を明確に話すことはあまり難しくないと思います。専門用語(業界用語)は事前にメモを渡す配慮も必要です。 現地で使う通訳(日本人、現地人を問わず)は一般的に専門用語の知識に欠け、相手(通訳依頼者)の癖が分からないので実力を発揮できないケース(本当に実力不足も含め)が多いような気がします。
お礼
ありがとうございました。言葉でのコミュニケーションは本当に難しいものと思います。ご指摘いただいた「主語と目的語」の注意を中心に、質問文を再考します。
- nishikasai
- ベストアンサー率24% (1545/6342)
通訳です。 あなたの仰るその二点をクリアすればかなり通訳しやすくなります。 「どれくらいかかるか」というのは日本語独特の表現です。時間かお金かわかりません。 「そこで渡したんだね?」 と日本人は言いますが、通訳する側にとってそういう訳はできません。誰が誰に渡したかは明らかにしてもらわなきゃ。 わたしはたまに日曜のミサなどのお話を日本語に吹き替えたテレビを見るのですが、「わたしはわたしの○○をあなたに与えましたところあなたはわたしに感謝してくれました」というように日本語に慣れている日本人の耳には不自然に聞こえてしまいます。だから外国人が日本語をわかりにくくて当たり前です。
お礼
ありがとうございました。相手に聞きたいことはすでに決まっているので、質問の文章を再考します!
お礼
まさにここで挙げていただいたような例で困っていました。「質問文の再考」「通訳の事前の説明」「再度確認してもらう」で何とか良い会話をしたいと思います。例を沢山挙げていただきありがとうございました!