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「嘘つき。」というアンソロジーの中の「やさしいうそ」という作品について
先日、ダヴィンチからでている「嘘つき。」というアンソロジーを読んだのですが、 最後に入っている「やさしいうそ」(華恵)を読んで疑問に思ったことがあります。 最後から2ページ目で、「不思議そうに私を見た」という記述があるのですが、 それまで主人公の一人称は「ぼく」であり、次の最終ページでも「ぼく」になっています。 一瞬叙述トリックの類かと思ったのですがそうとも考えられませんでした。 ここだけ「私」になっているのは何故なんでしょう?単なる間違いでしょうか?
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うっかりすると、何も疑問を持たずにスルーして 読み切ってしまいそうな箇所によく気が付かれましたね。 作者が15歳の頃の作品ですので、私は、おそらく間違い... というか、そこまでの一貫性を意識せずに書いてしまった のではないか、という気がします。 ここだけを意図的に「私」にする必然性もトリックも 伏線も何もないところですので、本来なら 「京子さんは不思議そうにぼくを見た」とすべきところでしょうね。 数行後には、また「ぼく」になっていますし……。 作者は女性ですので、ここだけうっかり「ぼく」を離れて 「私」になってしまったのではないでしょうか。(^^) ちなみに、華恵さんです ↓ http://www.asahi.com/edu/ijime/hanae.html 参考までに書いてみました
お礼
いきなり私という単語がでてきたので 騙されたのかと思ってどきっとしてしまったんです(笑) やっぱりただのミスなんでしょうね。少しすっきりしました。 回答ありがとうございました!