「日食」というのは、「太陽―月―地球」が一直線上に位置することです。地球から見て、太陽と月は偶然にもほぼ同じ大きさですので、一直線上に位置すると、太陽が月に隠されて、一時的に太陽の光が地球に到達せず、夜のような状態になるわけです。
一直線上に位置するだけであれば、「太陽―水星(金星)―地球」という状態はあり得ます。というか、結構あります。ただ、いかんせん水星や金星は、地球から見ると「点」にすぎませんので、一直線上に位置したからといって、太陽の光が地球まで届かなくなることはないのです。観測しても、太陽表面にある「黒点」と見分けがつかない程度です。
ですので、「日食」という言葉ではなく、「太陽面通過」という言葉を用います。
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