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元素分析での酸化銅のふるまい
高校化学の有機分野の元素分析について質問します。 試料を白金ボードにおいて加熱した後、さらに完全燃焼 させるために酸化銅をくぐらせますが、 このとき、酸化銅はどうふるまっているのでしょうか。 なぜ、酸化銅をくぐらせると不完全燃焼を防げるのでしょうか。
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高い山に登ると、息苦しくなります。空気が薄いからですね。深呼吸しても息苦しいのはカンタンには治りません。酸素ボンベを加えさせる方が手っ取り早いといえます。 これ、熱しても同じで、膨張した空気は薄い状態です。どんなに空気を吹きかけたところで、十分な酸素は与えられません。 薄い空気を大量に流してやるから酸素を十分に取れ、というのは酷なわけです。酸素が薄い状態では、CO一酸化炭素が発生してしまいます。酸化銅はこの一酸化炭素に与える酸素ボンベの役割ですね。
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- potachie
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回答No.2
燃焼とは、酸素と試料を反応させることです。 高熱にした場合、空気中から補給される酸素はあまり当てにできません。 そこで、酸素供給源として酸化銅を利用します。 酸化銅を高熱に熱すると、酸素を発生して銅になりやすくなります。この酸素を供給源として利用します。
質問者
補足
明快なご説明、感謝します。 1点のみ、「高熱にした場合、空気中から補給される酸素はあまり当てにできません。」という部分だけが、分かりません。 よろしければご説明いただけますか? よろしくお願いいたします。
- パんだ パンだ(@Josquin)
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回答No.1
一酸化炭素が発生したときに、それを酸化して二酸化炭素にするのだと思います。 酸化銅を酸化剤として使う実験に、アルコールの蒸気に熱した銅線を入れてアルデヒドを作るというものがありますが、それと似たようなものではないでしょうか。
質問者
お礼
なるほど!非常に明快な論理ですっきりしました。ありがとうございました。
お礼
すごい!感動的によく分かりました。本当にありがとうございます。