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風力発電について
最近、三菱だったか何かのCMを見ていて少し気になった質問です。 風力発電の大きなプロペラは3枚が主流な気がしますが、あれには意味があるのですか?枚数をもっと増やせばもっと発電するんぢゃないのかな?なんて素人な私は思ったりしたのですが、やはり3枚が一番効率よく発電できるのでしょうか? 発電には関係ないけど試しにうちの掃除機をバラしてみたら中に羽の枚数が5枚のラジアルファン?のような物がありましたがファンにプロペラに奇数の方が効率がいいんですかね?
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ちょっと横から。 航空工学の教科書どおりのことを言うと、 飛行機のプロペラ: これは2枚が理想です。これ以上だと空気干渉によって 効率は下がります。3枚・4枚になっているのは構造の 配置上(胴体・地面との干渉)と強度上の理由です。 なので大型になると4枚に増える傾向にあります。 ヘリコプターのメインローター: これは逆に枚数が多い方が翼端損失(TipLoss)が少なく なって効率は上がります。端っこの3%程度は揚力を 発生してないとみなされるので、同じ吸収馬力と揚力を 得る場合、直径は小さく、枚数を増やすほうがこの無駄 な3%の面積は減ります。ただし、必ず根元にはピッチ 変更機構を入れねばならないのでやたらに増やす訳にも いきません。結果、大型程4→5→6枚などと増えていく 傾向になります。 これらについては、「奇数」な場合は初めから何か大きな メリットを狙って作ったのではなく、寸法・強度・材質 ・振動・吸収馬力...etcを考えて「作ったらそう なった」ものと思います。実際、奇数が圧倒的に多い訳 でもないですし。 また、風車の場合は推力発生の「プロペラ」ではなく 回されるものなので、この呼称も目的も求められる空力的 条件も違う筈です。(むしろ「タービン」) で、肝心の風力発電のことですが...解りません(^^)ゞ 個人的にもなんで大型のものは判で押したように(地図記号に そのままなる位)細身の長い三葉ブレードなのかとは思って いました。場所で風の条件はかなり違うはずなのに。 オランダの伝統的風車タイプ(幅広4枚羽根)では台風のある 日本では強度的に不利なのかもしれません。またヘリと同じで ピッチ機構などを入れたり、空気抵抗最小のピッチにしても 枚数が多いと柱の強度が暴風時もたない、とかの理由な気は しますが。開発で実験して決めたのでしょうが、経緯を知ってる 方、いませんかねえ。