生物
1.
次の1)~4)の実験を行った。各問に答えよ。なお、タンパク質合成系とは、翻訳に必要な生体成分を含んだ反応液で、これに人工的に合成したmRNAを加えると、その塩基配列に基づいてタンパク質が合成される。
1)一定の順序に並んだ塩基がくり返し配列するようなmRNAを人工的に合成し、試験管内のタンパク質合成系に入れると、特定のアミノ酸がつながったポリペプチドが合成された。
2)Uのみからなる・・・UUUUUU・・・をmRNAとすると、ポリフェニルアラ二ン(フェニルアラニンのみがつながったもの)ができた。
3)・・・UGUGUG・・・;(UG)nをmRNAとすると、バリンとシステインが交互につながったポリペプチドができた。
4)・・・UGGUGG・・・;(UGG)nをmRNAとすると、ポリグリシン、ポリトリプトファン、ポリバリンの3種ができた。
問1 実験1)から4)の結果からシステイン、バリン、フェニルアラニンのアミノ酸のコドンを答えよ。
答は、左からUGU,GUG,UUUなのですが、なぜこうなるのでしょうか。
問2 3)と4)の実験は、アミノ酸を指定するコドンはトリプレットであることが分かる。その理由を答えよ。
<答え>
実験3)はValとCysが交互につながっているので、コドンの塩基数は偶数ではない。
実験4)は一種のアミノ酸からなるポリアミノ酸ができているので、コドンは3の倍数であり、それ以外の奇数ではない。
実験3)と4)でバリンのコドン(GUG)が共通であることを考えると、トリプレットであることが分かる。
とあるのですが、なぜ、「交互につながっていると、塩基数は偶数ではない。」と言えるのですか。
また、なぜ、「一種のアミノ酸からなるポリアミノ酸ができていると、コドンは3の倍数であり、それ以外の奇数ではない。」のですか。
問3 上記の実験と同様の方法で、グリシンとトリプトファンのコドンを区別したい。どのような実験をすれば推測できるか。
なお、トリプトファンのコドンは一通りしかないことが分かっている。
<答え>
UGGとGGUがどちらのアミノ酸のコドンか不明である。Gのみからなる・・・GGGGGG・・・をmRNAとして、ポリトリプトファンができなければ(あるいはポリグリシンができれば)、GGUはGlyのコドンであることが推測できる。
(三番目の塩基が何であっても同一のアミノ酸のコドンである場合が多いことを利用する。ただしすべてのアミノ酸のコドンに当てはまることではないことに注意)
他に、UGGの3つ目のGを他のヌクレオチドに変えても推測できる。
とあるのですが、言っていることがよくわかりません。
2.
受精卵から成長する胎児について、次の1)~3)の確率(%)を求めなさい。なおABO式血液型を決定する遺伝子は第9染色体にある。
1)男子である確率 答え)50%
2)血液型がAである確率 答え)25%
3)血液型がA型で赤緑色覚異常である確率 答え)6.25%
なのですが、これらはどうやって求めたらいいでしょうか。
3.受精過程について
卵母細胞、第一極体、第二極体中のDNA量はそれぞれ何Cか。
お願いします。
お礼
ありがとうございます。