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原文に(かなりの程度)忠実で読みやすい源氏物語訳を教えてください
たとえば作家としては橋本治も好きなんですが、彼の源氏訳はアレンジが入っていると聞きます。 若干のアレンジは仕方がないのかもしれませんが、なるべく原文に忠実な内容の現代訳で読みやすい源氏物語は誰の手によるものになるのでしょうか?
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なるべく原文に忠実なと云うとお勧めは、 講談社学術文庫の今泉忠義訳でしょう。底本は首書本です。 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1594567 所謂古文の参考書にある訳文に近い処がありますが、著者が他に桜楓社から出した原文編及び語法編とセットになったもので訳も元は桜楓社からでていたもの。(URLはその第一冊です。この本改版になって冊数がかわっています。旧版全20冊、新装版全7冊。古本で求める場合には注意が必要です) あとは角川ソフィア文庫の玉上琢弥訳でしょう。 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=199999402401 これは各冊とも前半が原文、後半が訳文となっているもので、訳者は訳文だけでも独立してよめる事を念頭においています。 もう少し小説的なものは、与謝野晶子訳です。これも今は角川ソフィア文庫です。底本は湖月抄本。 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200801000436 欠点は和歌がそのまま掲げられているだけなのが欠点です。最近改版になり5冊になりました。少し古いものは3冊ですが、別に「与謝野晶子の源氏物語」と云うものが出ておりこれも3冊なので古本で買う時は注意が必要です。 あと、有名なものは谷崎潤一郎訳(中央公論社、文庫版もあり)、円地文子訳(新潮文庫)、窪田空穂訳(改造社、絶版)、瀬戸内寂聴訳などと色々ありますが煩雑になるので省きます。 なお、まんがの「あさきゆめみし」(講談社・三六判本13冊-版元品切-、文庫版7冊、愛蔵版あり)は最初の部分と雲隠の部分と最後の部分に多少のアレンジがあるものの原作に比較的忠実でしかも最後迄収めています。いきなり読むと現代語訳でも誰が誰だかわからなくなると云う人が多いですが、まんがで粗筋梗概をあたまに入れてから読むのも良いでしょう。 ちなみに記者は与謝野訳を中心に旧今泉訳で和歌など補って読みました。「あさきゆめみし」はそのあとで入手したのですが、お勧めです。
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http://yoshinashigoto.com/koten/koten2.htm#zenyaku_yosano_genji 個人さんのサイトですが、比較がありました。 冒頭文なども掲載してあるので、訳し方、読みやすさの比較ができると思います。 個人的には、全文ではありませんので質問とは逸れるかもしれませんが ビギナーズ・クラシックスの 源氏物語がよかったです。 あらすじ→ちょっとした背景や時代の注釈→訳文→原文 の順に掲載されています。 理解してから原文を読むので、原文に近いというより 「原文に自分から近づいていける」感じでした。 http://yoshinashigoto.com/koten/koten2.htm#zenyaku_yosano_genji
- fedotov
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円地文子訳『源氏物語』新潮社です。(『円地文子の源氏物語』集英社はダイジェスト) 円地文子訳は理解しやすいように言葉を足していますが、原文のイメージに忠実です。 現代語訳でも難しければ、漫画の大和和紀『あさきゆめみし』を先に読んで下さい。 こちらも原作のイメージに忠実です。と思っていたら、実は大和和紀さんは、円地訳と 原文を読んで『あさきゆめみし』を描いた、と最近新聞で読みました。 なので、『あさきゆめみし』を読んで円地訳を読むのがお勧めです。