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源氏物語訳本 オススメは
30歳代の者です。源氏物語の現代語訳でオススメの物を探しています。 源氏物語の内容はひととおり知っています。 ・気軽に小説的に、しかしできるだけ話の省略なしに読めるもの ・図書館で普通に見つかりそうなもの を希望しています。 よろしくお願いします。
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ご希望のような本でしたら、わたしは田辺聖子の「新源氏物語」で決まりだろうと思っています。とは言っても、別に各種現代語訳を読み比べたわけではなく、それそのものの感想としてでしかありませんが…… あまり捻らず、素直に書いているところが気に入っています。読みやすいです。わたしは古典関連は田辺さんによるところが大なので、かなりの贔屓が入っていますけれども。 ちなみに先の方を(勝手に)補足させていただきますが、「源氏がたり」の方は、おそらく講演かカルチャーセンターの講義?を文に起こしたもので、基本は談話です。面白いですが、物語・小説ではありません。気軽な解説です。 それから瀬戸内寂聴は「わたしの源氏物語」ですね。これも解説……というより、源氏関連のエッセイです。 「女人源氏物語」の方は、様々な女たちの一人称(脇役含む)で語られるのが特徴的な話です。田辺版より捻った形式ではあります。瀬戸内寂聴は現代語訳として源氏物語を出してますので、王道という意味ではそちらかも。(王道にこだわらないのであれば、「女人」も読みやすくて良いと思います) わたしが最初に源氏と出会ったのは与謝野訳なので、そちらもちらっとお薦めしておきたいのですが……しかし前二者と比較して読みやすいかどうかは(^_^;)。人の呼び方でかなり混乱した記憶が。わたしはそれを読んでハマったので、それなりに魅力ある訳だとは思うんですけど。でも一般的ではないかなあ。 いずれにしても、わたしの一押しは田辺訳ですね。この人は源氏関連の本を沢山出しているので、そちらの方もどうぞ。
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再度#1です。もしかしてタイトル違っていたかもしれません。申し訳ないです!正しくは瀬戸内寂聴さんの「私の源氏物語」だったような気がします。今手元にないので・・・。ゴメンナサイ(><) アマゾンで調べてみたのですが、これも見つからず。 あとお詫びに、もう一つ紹介します。同じく瀬戸内寂聴さんの「女人源氏物語」。 恐らく他の現代訳では知ることはできない葵の上や女三宮の心中も細やかに描かれていて、興味深い小説です。やっぱり大君は薫を拒みながらも恋焦がれていたんだな~とニンマリしたり。。。 失礼しましたm(__)m
お礼
2度もご回答下さりありがとうございます。 女三宮は実は一番好きな登場人物なので、女人源氏物語よさそうですね。
田辺聖子の「源氏がたり」はどうでしょう? 友達に貸したのですが、彼女も「さくっと読めて面白かったよ」と言ってました。 現代に通じる感覚も解説されていて、「なるほど~」と思うことがたくさんありました。例えば源氏が息子夕霧と雲居の雁の引き裂かれたままの仲を心配して「お前、雲居の雁とはどうなってるんだ?姫君ももう年頃だろう。何なら父さんが内大臣(親友)に言ってやろうか?」とハッパをかける場面がありますが、ここを「なかなか結婚しない30歳の息子を心配する60歳の父親の心情」と解釈しているところなど、現代でも日常にある場面なのでうまいな~と思います。 源氏が主人公の2巻と宇治十帖の1巻があります。
お礼
ありがとうございます。探してみますね。